◇◆◇日々のみ言葉
2023年2月22日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章9節】
1:9 そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来られ、ヨルダン川で、ヨハネからバプテスマをお受けになった。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『1:9 そのころ、イエスは、ガリラヤのナザレから来られ、ヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けられた。』
主イエスは、実際にヨルダン川のどこの場所において、ヨハネからバプテスマを授けられたのでしょうか。
世界文化遺産として登録され、「ヨルダンにあるイエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受けたと考えられている」場所があります。
「ヨルダン川対岸のベタニア」ないし、アラビア語で「洗礼」や「浸礼」を意味する「アル・マグタス」という名で知られる場所で、死海から9キロ北のヨルダン川東岸にあります。現代の巡礼の地の一つとなっています。
ただ、ヨハネの福音書によれば、シモン・ペテロの弟アンデレとゼベダイの子ヤコブの弟ヨハネが、すでにバプテスマのヨハネの弟子になっていて、また、主イエスがバプテスマを受けた後、兄のシモン・ペテロを主の下に連れて来るのですが、この位置ですと、カペナウムはあまりに離れています。
また、ピリポとナタナエルがすぐに弟子に加えられ、それから三日目にカナで婚礼が開かれますので、カペナウム近くの上ヨルダン川の方が、下ヨルダン川よりも現実的ではないかとも思われるのです。すなわちベツサイダの側近くに流れており、ガリラヤ湖に注いでいるヨルダン川のことです。》