• 日々のみ言葉 2023年9月3日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年9月3日(日)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書9章2節~3節】
    9:2 それから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた。そして彼らの目の前で御姿が変わった。
    9:3 その御衣は、非常に白く光り、世のさらし屋では、とてもできないほどの白さであった。

    ◎ショートメッセージ
    《今日から、マルコの福音書の学びは、第9章に入ります。現代訳を掲載します。
    『9:2 それから六日たって、イエスはペテロとヤコブとヨハネの三人だけを連れて、高い山に登って行かれた。そして彼らの目の前で御姿が変わった。
     9:3 その服は非常に白く光り、この世のクリーニング屋では、とてもできないほどの白さであった。』

     今日から「変貌山」すなわち「キリストの変貌」の場面に入って行きます。まず、この高い山ですが、二つの説があります。
    一つは、ガリラヤ湖の南西20kmの地点にある「タボル山」のことです。この山は、おわん型の山で、標高588mあります。アラビヤ語では「ジェベル・エト・トゥール」と呼ばれています。周辺には対比できる山がなく、人々の目に印象的に映るため、ヘルモン山やカルメル山と並び称されています。日本で言えば、筑波山がそうです。

     もう一つは、ガリラヤ湖の北東64キロの所にある「ヘルモン山」のことです。パレスチナの北方、アンティ・レバノン山脈の南端にあり、海抜2800mを越える、パレスチナの最高峰となります。長さが32kmにも及ぶ連山で、「アマナの頂から、セニルとヘルモンの頂」と雅歌に書かれてありますように、3つの頂を持っています。
     多くの聖書学者は、その直前に、主イエスが、ヘルモン山の南に当るヨルダン川水源地近くの町ピリポ・カイザリヤに、弟子たちと共に滞在していたことから、イエス・キリストの変貌が、ヘルモン山で起きたことは、ほぼ確実であると主張しています。

     しかし、登山を趣味としている私に言わせていただきますと、当時の粗末な装備で、万年雪に覆われた2800mの山に、どうして登ることが出来ると言うのでしょう。
     むしろ、タボル山の方が、無難ですし、現実的であると私は考えます。実際のところ、どちらの山に登られたのかは、答えは出せませんが、主イエス様と三人の弟子が、登山するには、それなりの食料や水の持参は、必要不可欠であったはずです。
     常識から考えますと、私は「タボル山」ではないかと考えています。明日も同じ箇所からとなります。》

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