◇◆◇日々のみ言葉
2023年10月13日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書10章29節~31節】
10:29 イエスは言われた。「まことに、あなたがたに告げます。私のために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、
10:30 その百倍を受けない者はありません。今のこの時代には、家、兄弟、姉妹、母、子、畑を迫害の中で受け、後の世では永遠のいのちを受けます。
10:31 しかし、先の者があとになり、あとの者が先になることが多いのです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載いたします。
『10:29 イエスは言われた。「よく言っておきますが、確かに、私のため、福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、あるいは財産までもささげた人は、
10:30 すべてその何百倍もの報いを受けます。今のこの時代には、たとい迫害されても、家、兄弟、姉妹、母、子、そのほか財産が、すべて本当の価値となり、後の世においては、永遠に神様から祝福をいただくことができます。
10:31 ただし、私の弟子の中では、先に入った者が後になったり、後に入った者が先になったりすることがありますから、よく注意することです。」』
今日は、具体的に主イエス様が言われた、
「私のために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、その百倍を受けない者はありません。」と言う言葉について考えて見たいと思います。
もし、この言葉通りに実行したりしますと、文字通りすべてを捨てて、主に従わなければならなくなります。「家」とは生まれて家、「兄弟、姉妹、母、父」とは自分の家族のこと、そして「子」とは自分の子供のこと、「畑」とは、それぞれの仕事のことを指しています。不思議なことに、この中には「夫」と「妻」は出て来ないのです。それらを捨てることとは、どのようなことなのでしょうか。主イエス様の真意はどこにあるのでしょうか。
私は、それらの所有権のことだと思っています。つまり、すべては神様の恵みによって与えられたものです。確かに、自分で働いて得たものもあるかも知れませんが、それでさえ、背後には主の祝福があってからこそです。
大切なことは、すべてが恵みと祝福であって、感謝することなのです。
『人は、死ぬとき、何一つ持って行くことができず、その栄誉も彼に従って下っては行かないのだ。(詩篇49:17)』
『私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません。(第Ⅰテモテ6:7)』》