• 日々のみ言葉 2023年10月14日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年10月14日(土)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書10章29節~31節】
    10:29 イエスは言われた。「まことに、あなたがたに告げます。私のために、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、畑を捨てた者で、
    10:30 その百倍を受けない者はありません。今のこの時代には、家、兄弟、姉妹、母、子、畑を迫害の中で受け、後の世では永遠のいのちを受けます。
    10:31 しかし、先の者があとになり、あとの者が先になることが多いのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《一昨日と昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載いたします。
    『10:29 イエスは言われた。「よく言っておきますが、確かに、私のため、福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子、あるいは財産までもささげた人は、
    10:30 すべてその何百倍もの報いを受けます。今のこの時代には、たとい迫害されても、家、兄弟、姉妹、母、子、そのほか財産が、すべて本当の価値となり、後の世においては、永遠に神様から祝福をいただくことができます。
    10:31 ただし、私の弟子の中では、先に入った者が後になったり、後に入った者が先になったりすることがありますから、よく注意することです。」』

     今日は、具体的に主イエス様が言われた、最後の言葉について考えて見たいと思います。すなわち、
    「しかし、先の者があとになり、あとの者が先になることが多いのです。」(新改訳)
    「ただし、私の弟子の中では、先に入った者が後になったり、後に入った者が先になったりすることがありますから、よく注意することです。」(現代訳)

     これは、不思議な教えであるかと思われます。私たちは、実際に家族の中において、あるいは兄弟姉妹の中において、そして同僚や友人の中において、このような逆転劇が、よくあることを、経験上から知っています。
     主が言われたことは、もちろんその事をも表わしています。しかし、それだけでしょうか。もっと深い意味があるのではないでしょうか。

     あるのです。それは、エルサレム初代教会において起こったことです。しかも二人の人物が浮かんで来ます。
     一人は、主の兄弟ヤコブです。彼は、主が復活するまでは、信じていなかった者です。しかし、彼こそが、エルサレム初代教会の最初の牧師であり、シモン・ペテロとゼベダイの子ヨハネと共に用いられたのです。しかも第一回エルサレム教会会議においては、指導者として頂点に立てられていたのは、主の兄弟ヤコブです。

     そして、もう一人は、サウロ、後のパウロのことです。教会の最大の迫害者であった者が、異邦人への最大の伝道者になったことです。
     このことを、十二弟子たちは、やがて身を持って体験することになります。そして、主の言葉は、彼らを謙遜にさせる為でもあるのです。なぜなら、彼らは、「誰が一番偉いのか」と何時も議論していたからです。》

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