◇◆◇日々のみ言葉
2023年10月30日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書11章1節~2節】
11:1 さて、彼らがエルサレムの近くに来て、オリーブ山のふもとのベテパゲとベタニヤに近づいたとき、イエスはふたりの弟子を使いに出して、
11:2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。村にはいるとすぐ、まだだれも乗ったことのない、ろばの子が、つないであるのに気がつくでしょう。それをほどいて、引いて来なさい。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『11:1 さて、彼らがエルサレムの近付き、オリーブ山のふもとにあるベテパゲとベタニヤに近づいて来た時、イエスは二人の弟子を遣わして、
11:2 言われた。「真向いの村に行きなさい。そうすると、そこに、まだだれも乗ったことのない、ろばの子がつながれているでしょう。それを解いて、私の所に連れて来なさい。」』
ここから、エルサレム入場の場面となります。マルコは、この場面を短く書き記しています。他の福音書では、さらに詳細に渡って書かれています。
主イエス様が、公生涯において、過越の祭の巡礼の為に聖都エルサレムに来られたのは、三回もしくは四回であると言われています。私は、四回の説を支持しています。そして、これが最後の過越の祭になることは、間違いないことです。
ヨハネによれば、主イエスの一行が、ベタニアに来られたのは、過越の祭の一週間前であることが分かっています。そしてベタニアのマルタとマリアと弟ラザロの家に留まられたのです。その時には、ラザロはすでによみがえっています。
ベテパゲとベタニヤは、オリーブ山の麓にある村のことです。主イエスの一行は、ベタニアから出て来ましたので、おそらくベテパゲに、二人の弟子を遣わしたと考えられます。ただし、マルコは「向こうの村」、あるいは「真向かいの村」としています。
主イエスは言われます。
「向こうの村へ行きなさい。村にはいるとすぐ、まだだれも乗ったことのない、ろばの子が、つないであるのに気がつくでしょう。それをほどいて、引いて来なさい。」と。
これは、二人の弟子に取っては、かなりリスクの高い使いになるかと思われます。しかし、実際には、すべてのことが、神様によって備えられていたことを私たちは知っています。主は、何時も、先回りをされて、私たちの為に用意して下さいます。》