• 日々のみ言葉 2024年1月5日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2024年1月5日(金)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書14章10節~11節】
    14:10 ところで、イスカリオテ・ユダは、十二弟子のひとりであるが、イエスを売ろうとして祭司長たちのところへ出向いて行った。
    14:11 彼らはこれを聞いて喜んで、金をやろうと約束した。そこでユダは、どうしたら、うまいぐあいにイエスを引き渡せるかと、ねらっていた。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。現代訳を再度掲示します。
    『14:10 時に十二使徒の一人で、イスカリオテのユダという者が、イエスを売ろうとして、祭司長たちの所へ行った。
    14:11 彼らはこれを聞き、喜んで金をやろうと約束した。そこで、ユダはイエスを引き渡すのに良い機会をねらっていた。』

     十二使徒の一人であったイスカリオテのユダは、主イエス様と共に歩んだ公生涯における3年以上の期間、使徒としての役割を忠実に果たしていたに違いありません。
     しかし、使徒ヨハネはこのように言っています。
    『ところが、弟子のひとりで、イエスを裏切ろうとしているイスカリオテ・ユダが言った。「なぜ、この香油を三百デナリに売って、貧しい人々に施さなかったのか。」しかしこう言ったのは、彼が貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼は盗人であって、金入れを預かっていたが、その中に収められたものを、いつも盗んでいたからである。(ヨハネ12:4~12:6)』と。

     なぜヨハネがこのことを知っていたのかは、分かりませんが、主イエス様は、すべてご存知であったことは、間違いないことです。
     また、マリアの「ナルドの香油」事件が、ユダが主を裏切る切っ掛けの一つになったことは、疑う余地はありません。この後、彼は大祭司カヤパの所に出向くのです。
     ここから、私たちが学ぶことは、結局「お金」なのです。イスカリオテのユダが、主から離れた理由も、裏切った理由も、元はと言えば、「お金」なのです。

     主イエス様は、弟子たちに言われました。
    『「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」(マタイ6:24)』と。

     お金は必要です。この世界において、何をするにもお金は必要です。お金は中立であって、善でも悪でもありません。しかし、お金を用いる人間によって、それは善ともなり、また悪ともなりうるのです。

     イスカリオテのユダが、何時から、主イエス様を愛し、従うことよりも、お金を愛し、求めるようになったのかは分かりませんが、このことを通して、聖書は私たちに、強い警告を与えていると思うのです。》

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