◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月6日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章12節】
14:12 種なしパンの祝いの第一日、すなわち、過越の小羊をほふる日に、弟子たちはイエスに言った。「過越の食事をなさるのに、私たちは、どこへ行って用意をしましょうか。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:12 イースト菌なしのパンの祭りの第一日、すなわち、過越の小羊をほふる日に、弟子たちはイエスに言った。「過越の食事をなさるのに、私たちはどこに準備をしたらよいでしょうか。」』
いよいよ、主イエス様の公生涯における、最後の過越の祭りが近づいて来ました。聖書によりますと、主イエス様と弟子たちは、三年半の公生涯における4回目のエルサレム巡礼であることが分かります。
3回それぞれの時も、主は弟子たちと、過越の食事をされたことは間違いありません。なぜなら主はすべての律法を守られたからです。
それでは、どこで食事をなされたのでしょうか。あくまで、私個人の推測にしか過ぎませんが、ベタニアのマルタとマリアと弟ラザロの家か、もしくは、ゼベダイのエルサレムの家などが考えられます。
本来ならば、ベタニアにおいて、主は「愛する者たち」と過越をしたかったと思われますが、神の小羊として、その日はエルサレムに留まる必要があったかと思うのです。
また、「エルサレムにはゼベダイの家があるのではないか」と考えられますが、あえて、復活のために、ヨハネ・マルコの家を選ばれたのではないでしょうか。
ただ一つだけ問題が生じます。それは、この日が、「種なしパンの祝いの第一日、すなわち、過越の小羊をほふる日」とマルコは書き記していますが、実はこの日は木曜日であって、まだ金曜日ではないのです。
つまり、主イエスと弟子たちの「最後の晩餐」は、普通よりも一日早いことになります。
なぜ、そのように主が成されたのかは、分かりませんが、もしかしましたら、「聖餐式」を制定される為であったかも知れません。》