◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月15日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章25節】
14:25「まことに、あなたがたに告げます。神の国で新しく飲むその日までは、私はもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:25 私は、これを後一杯飲んだら、もう出かけなければなりません。私の最後は近づいています。」』
これほど、新改訳と現代訳の訳の違いは、なかなか無いと思われます。「ぶどうの実で造った物」とは、ぶどう酒のことです。ここから、キリスト教では、アルコールを控えたりする風潮が出来たとも言えるかも知れません。
それでは、主イエス様は、人としての33年と半年の間、いっさいぶどう酒を口になさらなかったのでしょうか。
今もそうなのですが、当時のユダヤにおいて綺麗な水は大変貴重でした。それゆえ、手に入りにくい水よりも、ぶどう酒を水代わりに飲んだのです。
また、主イエス様は、ご自身のことを、このように言われました。
『「人の子が来て食べたり飲んだりしていると、『あれ見よ。食いしんぼうの大酒飲み、取税人や罪人の仲間だ。』と言います。でも、知恵の正しいことは、その行ないが証明します。」(マタイ11:19)』と。
ここから、主はぶどう酒を好んで飲んでいたことが分かります。もちろん、アルコールは決して体に良いとは言えません。飲まないことにこしたことはないのです。
使徒パウロは、このように勧めています。
『また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。(エペソ5:18)』と。
主イエス様と出会い、救われた人には、自由が与えられます。つまり、御霊によって解放されるのです。よって、飲む自由もありますが、飲まない自由もあるのです。》