◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月16日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章25節~26節】
14:25「まことに、あなたがたに告げます。神の国で新しく飲むその日までは、私はもはや、ぶどうの実で造った物を飲むことはありません。」
14:26 そして、賛美の歌を歌ってから、みなでオリーブ山へ出かけて行った。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:25 私は、これを後一杯飲んだら、もう出かけなければなりません。私の最後は近づいています。」
14:26 彼らは旧約聖書の詩篇115篇以下の賛美歌を歌ってから、みんなでオリーブ山へ出掛けて行った。』
ついに、主イエス様と弟子たちの一行は、最後の晩餐を行なったヨハネ・マルコの家をあとにします。この後、ヨハネ・マルコは肌着一枚をまとって、主イエス様の一行を追いかけます。と言うことは、季節は、夏で、暑かったことが分かります。
この時は、すでにイスカリオテのユダは、大祭司の所へ、主イエスを捕縛する為の手はずを整えていたに違いありません。
オリーブ山には、ローマ軍の一中隊が、祭司や祭司長たちと共にやって来ます。十一弟子たちや、他の弟子たちには、これから起きることが、信じられなかったのです。
それだからこそ、ヨハネ・マルコの家を出て来た時、彼らは、とても良い気分になって、「都上りの歌」を歌い始めたのです。
十字架に掛かられる時間が刻々と近づいて来ていました。おそらく、彼らがエルサレムの門を出たのは、少なくとも、午後9時を過ぎていたのではないでしょうか。
これから、彼らに取っては長い長い、そして暗い暗い「試み」の時が始まりました。主イエス様は、ご自身に残された時間が、あと僅かであることを知っておられたのです。》