◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月27日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章44節~46節】
14:44 イエスを裏切る者は、彼らと前もって次のような合図を決めておいた。「私が口づけをするのが、その人だ。その人をつかまえて、しっかりと引いて行くのだ。」
14:45 それで、彼はやって来るとすぐに、イエスに近寄って、「先生。」と言って、口づけした。
14:46 すると人々は、イエスに手をかけて捕えた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:44 ユダは、「私が口づけをするのがその人だ。その人をつかまえて、間違いなく引いて行くのだ。」と言って、あらかじめ合図を決めておいた。
14:45 彼は来るとすぐ、イエスに近付いて来て、「先生」と言って、口づけした。
14:46人々は、イエスに手をかけて捕えた。』
いよいよ、イスカリオテのユダが主を裏切る決定的な場面となります。マタイの福音書における平行同一記事によりますと、
『イエスを裏切る者は、彼らと合図を決めて、
「私が口づけをするのが、その人だ。その人をつかまえるのだ。」と言っておいた。それで、彼はすぐにイエスに近づき、
「先生。お元気で。」と言って、口づけした。イエスは彼に、
「友よ。何のために来たのですか。」と言われた。そのとき、群衆が来て、イエスに手をかけて捕えた。(マタイ26:48~26:50)』と書かれています。
ここで、不思議に思うことは、ユダがあらかじめ決めておいて合図を、マルコとマタイは知っていると言うことです。
当然、イスカリオテのユダ以外には、他の弟子たちは知るはずもありません。またこの後、十一弟子たちは、みな主イエス様を見捨てて逃げてしまいますので、ユダと会って話しをすることは有り得ないことです。
となりますと、ローマ兵士もしくは、ユダと約束をした祭司長や祭司たちの中に、後に救われて主の弟子となった者が存在すると言うことではないでしょうか。明日も同じ箇所からとなります。》