◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月28日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章44節~46節】
14:44 イエスを裏切る者は、彼らと前もって次のような合図を決めておいた。「私が口づけをするのが、その人だ。その人をつかまえて、しっかりと引いて行くのだ。」
14:45 それで、彼はやって来るとすぐに、イエスに近寄って、「先生。」と言って、口づけした。
14:46 すると人々は、イエスに手をかけて捕えた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『14:44 ユダは、「私が口づけをするのがその人だ。その人をつかまえて、間違いなく引いて行くのだ。」と言って、あらかじめ合図を決めておいた。
14:45 彼は来るとすぐ、イエスに近付いて来て、「先生」と言って、口づけした。
14:46人々は、イエスに手をかけて捕えた。』
ルカの福音書における平行同一記事によりますと、
『イエスがまだ話をしておられるとき、群衆がやって来た。十二弟子のひとりで、ユダという者が、先頭に立っていた。ユダはイエスに口づけしようとして、みもとに近づいた。だが、イエスは彼に、
「ユダ。口づけで、人の子を裏切ろうとするのか。」と言われた。(ルカ22:47~22:48)』
となっています。
また、マタイの福音書における平行同一記事によりますと、
『イエスを裏切る者は、彼らと合図を決めて、
「私が口づけをするのが、その人だ。その人をつかまえるのだ。」と言っておいた。それで、彼はすぐにイエスに近づき、
「先生。お元気で。」と言って、口づけした。イエスは彼に、
「友よ。何のために来たのですか。」と言われた。そのとき、群衆が来て、イエスに手をかけて捕えた。(マタイ26:48 ~26:50)』となっています。
主とユダの会話をまとめますと、
「私が口づけをするのがその人だ。その人をつかまえて、間違いなく引いて行くのだ。」
「先生。」
「友よ。何のために来たのですか。」
「先生。お元気で。」
「ユダ。口づけで、人の子を裏切ろうとするのか。」
となります。
この当時、弟子が師に対して、頬に口づけすることは、親愛と尊敬を表わすものでした。まさに、主イエス様が彼に言われた通りです。
「ユダ。口づけで、人の子を裏切ろうとするのか。」
この時もまだ、「裏切ろうとするのか」になっています。すでに裏切ったにもかかわらず。主の言葉の中に、悔い改めを促す願いが、強く感じられるのです。》