◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月31日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章47節】
14:47 そのとき、イエスのそばに立っていたひとりが、剣を抜いて大祭司のしもべに撃ちかかり、その耳を切り落とした。
◎ショートメッセージ
《一昨日および昨日と同じ箇所からとなります。再三ですが、現代訳を掲載します。
『14:47 すると、イエスのそばに立っていた一人の弟子が、刀を抜いて大祭司のしもべに切りかかり、その耳を切り落とした。』
『シモン・ペテロは、刀を持っていたが、それを抜き、大祭司のしもべマルコスの右の耳を切り落としてしまった。(ヨハネ18:10現代訳)』
ヨハネは、あえて大祭司のしもべの名前を書き記しています。そして、シモン・ペテロのこの危険な行為が、実は彼が三度にわたって「主を否定する」ことの伏線になっているのです。
ヨハネの福音書によりますと、
『一方、シモン・ペテロは立って、暖まっていた。すると、人々は彼に言った。
「あなたもあの人の弟子ではないでしょうね。」ペテロは否定して、
「そんな者ではない。」と言った。
大祭司のしもべの一人で、ペテロに耳を切り落とされた人の親類に当たる者が言った。
「私が見なかったとでもいうのですか。あなたは園であの人と一緒にいました。」
それで、ペテロはもう一度否定した。するとすぐ鶏が鳴いた。(ヨハネ18:25~18:27)』と、書かれています。
特に、三度目の否定に導くのは、その場面に居合わせた、マルコスの親戚の者の発言でした。この言葉は、決定的な一撃であって、シモン・ペテロを追い詰めたのです。こ後、ペテロは、呪って「知らない」と誓います。
聖書には書かれてはいませんが、私はマルコスを通して、この親戚の者も後には救われたと考えています。そして、この者も、またマルコスも、初代エルサレム教会の信徒として用いられたのではないでしょうか。》