◇◆◇日々のみ言葉
2024年2月11日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章60節~62節】
14:60 そこで大祭司が立ち上がり、真中に進み出てイエスに尋ねて言った。「何も答えないのですか。この人たちが、あなたに不利な証言をしていますが、これはどうなのですか。」
14:61 しかし、イエスは黙ったままで、何もお答えにならなかった。大祭司は、さらにイエスに尋ねて言った。「あなたは、ほむべき方の子、キリストですか。」
14:62 そこでイエスは言われた。「私は、それです。人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見るはずです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『14:60 すると大祭司は立ち上がって、真中に進み、イエスに聞き出して言った。「その方は何も答えないのか。彼らはその方に不利な証言をしているが、どうなのか。」
14:61 しかし、イエスは黙ったまま、何も答えられなかった。そこで、大祭司は再び聞き出して言った。「その方は、あがめられるべき神の子キリストなのか。」
14:62 イエスは言われた。「その通りです。私が、ダニエルの預言通り、天のお父様の御座に着き、天の雲に乗って、裁き主として来るのを、あなたがたは見ることになります。」』
大祭司カヤパは、主なるお方、神の御子、イエス・キリストを問いただします。
「何も答えないのですか。この人たちが、あなたに不利な証言をしていますが、これはどうなのですか。」
なぜ、主はお答えにならなかったのでしょうか。それは、彼らの思惑が全部分かっていたからです。主には、手に取るように、そこにいたすべての者たちの心の中を知っておられました。
彼らの罪を知っていながら、あえて黙秘されたことは、愛ゆえのことなのです。主は、やがて、ここにいる者たちの為に、ご自身を死刑に定める者たちの為にも、身代わりとして十字架にかかられ、死んで下さるのです。
主が黙られたままなので、カヤパは、別の質問を投げかけます。
「あなたは、ほむべき方の子、キリストですか。」(新改訳)
「その方は、あがめられるべき神の子キリストなのか。」(現代訳)
この質問こそ、大祭司カヤパの口を通して、聖霊が語らせた言葉です。実は、すべての人が、主に対して、尋ねたい質問でもあるのです。
そして、主は彼に対して、またすべての人に対して、誠意を持って答えられます。続きは、明日に。》