◇◆◇日々のみ言葉
2024年2月15日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章65節】
14:65 そうして、ある人々は、イエスにつばきをかけ、御顔をおおい、こぶしでなぐりつけ、「言い当てて見ろ。」などと言ったりし始めた。また、役人たちは、イエスを受け取って、平手で打った。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『14:65 それから、ある者たちはイエスにつばきを吐き、目隠しをして、こぶしでなぐりつけ、「だれがなぐったか、当てて見ろ。」などと言い始めた。また、役人たちは、イエスを引き取って、平手打ちをした。』
この主イエスに対する侮辱は、少なくとも二回に渡って行なわれたものと思えます。一回目は、このサンヘドリンでの会議後のことです。よって、主イエスにつばきを吐きかけ、こぶしで殴りつけたのは、祭司長や祭司や律法学者たち、そして民の長老たちでした。
何ということでしょう。神の御子に対して、創造主に対して、このような侮辱を行なうとは。最も大きな罪は、神様に選ばれた民が、選んで下さった神様に対して、このような卑劣な行ないをしたと言うことなのです。
この時に実在し、主イエス様に反逆したユダヤ人たちは、悔い改めて、主の弟子となった者たちを除いて、紀元70年ローマ軍によって裁かれたことを、尾山令仁先生は言われました。
そして二回目は、「役人」が平手打ちをしたと書き記されています。これはローマ兵たちのことです。彼らは皆、口をそろえて言います。
「だれがなぐったか、当てて見ろ。」
主は、すべてをご存じです。どんなに目隠しをされようと、誰がつばきを吐きかけたのか、誰がこぶしで殴ったのか、誰が平手打ちをしたのか、主は全部分かっておられます。
私たちも同じです。主イエス様の御前に隠し通せるものは何もありません。主は、私のすべてをご存じなのです。欠点だけの私を。
しかし、それでも、主は言われます。
「私の目にはあなたは高価で貴い。私はあなたを愛している。」と。》