◇◆◇日々のみ言葉
2024年3月18日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章31節~32節】
15:31 また、祭司長たちも同じように、律法学者たちと一緒になって、イエスをあざけって言った。「他人は救ったが、自分は救えない。
15:32 キリスト、イスラエルの王様。たった今、十字架から降りてもらおうか。われわれは、それを見たら信じるから。」また、イエスと一緒に十字架につけられた者たちもイエスをののしった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度となりますが、現代訳を掲載します。
『15:31 同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、イエスをあざ笑って言った。「他の人たちを救っても、自分を救うことはできないのか。
15:32 キリストさん。本当にイスラエルの王様なら、今、十字架から下りて来い。そうしたら、信じてやろう。」また、イエスと一緒に十字架に付けられた者たちも、最初のうちは、同じ様にイエスをののしった。』
今日は、15章32節の後半のみ言葉について考えて見たいと思います。
「また、イエスと一緒に十字架につけられた者たちもイエスをののしった。」(新改訳)
「また、イエスと一緒に十字架に付けられた者たちも、最初のうちは、同じ様にイエスをののしった。」(現代訳)
ここの訳では、現代訳の方が優れていると思われます。最初は、主イエスの右側と左側の十字架に付けられた、二人組の強盗は、祭司長たちと律法学者たちと一緒に主イエスをののしったのです。
ルカは、右側の者が、左側の者をいさめていることを書き記していますが、最初は、二人とも同じであったことです。
それでは、なぜ、右側の者は悔い改めたのでしょうか。それは、主が十字架上で語られた言葉にあるのです。
ルカによりますと、
『「どくろ」と呼ばれている所に来ると、そこで彼らは、イエスと犯罪人とを十字架につけた。犯罪人のひとりは右に、ひとりは左に。そのとき、イエスはこう言われた。
「父よ。彼らをお赦し下さい。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」(ルカ23:33~23:34抜粋)』
この主の言葉を聞いた右側の者は、悔い改めて、罪を認め、主に懇願したのです。
「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。イエス様。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出して下さい。」と。》