◇◆◇日々のみ言葉
2024年3月19日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章33節】
15:33 さて、十二時になったとき、全地が暗くなって、午後三時まで続いた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『15:33 さて、昼の十二時になった時、全地が真っ暗闇になって、午後三時まで続いた。』
いよいよ、主イエスの最後の場面となります。十二時とは、今私たちが使っていますローマ時制ですので、お昼どきのことです。その時、全地が真っ暗になったとあります。
これは、どのような現象なのでしょうか。二つの説があります。一つは、皆既日食と言う説です。もちろん、これも考えられます。事実、そのような事があったことを、証明した学者も存在しています。
そして、もう一つは、超自然的な現象となります。つまり、突如、分厚い雲に覆われること指しています。アメリカのハリウッド映画の大作である「ベン・ハー」は、まさにこの説に基づいて撮影されています。そして、主イエスが霊を父なる神様に明け渡された時に、大地震と激しい雷雨が襲うことになるのです。
どちらの説が正しいのか、分かりかねますが、どちらにしたとしても、父なる神様が、御子イエス・キリストを見捨てたことには間違いないのです。
また、ある学者は、父なる神様が、御子イエス の最後を見ることを出来ない為に、あえて全地を暗くしたとも述べています。
もちろん、そのようなことも考えられるのですが、私は、「世の光」であられた主イエス様が、この世界にいなくなることが、どのようなことなのかを、私たちに教えているような気がしてならないのです。
主の御からだが、十字架から降ろされる時から、復活されるまでの三日間は、まさに暗黒であり、この世は真っ暗闇の世界になってしまったのです。
それだけではありません。主イエスがおられない世界が他にも存在しているのです。それが、ゲヘナ(地獄)なのです。
今は、まだ「恵みの時」なのです。主イエスの代わりに、聖霊なるお方が、この世界に光りとして、主を信じる者の内に住んで下さっています。聖霊の時代は、使徒の働きの時代は、まだ続いています。
しかしやがて、この「助け主」であり「慰め主」であられる聖霊様が、天に戻られる時が訪れます。その時が携挙なのです。今の時代、何時携挙が起きてもおかしくないのです。》