• 日々のみ言葉 2024年3月21日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2024年3月21日(木)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書15章35節~36節】
    15:35 そばに立っていた幾人かが、これを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる。」と言った。
    15:36 すると、ひとりが走って行って、海綿に酸いぶどう酒を含ませ、それを葦の棒につけて、イエスに飲ませようとしながら言った。「エリヤがやって来て、彼を降ろすかどうか、私たちは見ることにしよう。」

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『15:35 すると、そばに立っていたある人が、これを聞いて、「エリヤを呼んでいるのではないか。」と言った。
    15:36 また、彼らのうちの一人が、すぐに走りよって、海綿に麻酔薬である酸いぶどう酒を浸して、葦の棒につけ、イエスに飲ませようとして、言った。「エリヤが本当に下ろしに来るかどうか、見ていようではないか。」』

    主イエスは大声で叫ばれました。
    「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ。」
    これはアラム語です。マルコの福音書は、ギリシャ人の為に書かれたと言われています。しかしマルコは、主イエスの言われた言葉を、ギリシャ語に音訳せずに、アラム語そのままを、あえて掲載したのです。

    マタイの平行記事では、
    「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」
    となっており、これはヘブル語です。マタイの福音書はユダヤ人の為に書かれました。よってマタイは、あえてヘブル語で主の言葉を掲載しています。

    ところで、実際には、主はどちらの言葉で叫ばれたのでしょうか。普段使用しているアラム語でしょうか。あるいは聖書を読む時などに使用するヘブル語でしょうか。

    私は、もしかしたらヘブル語ではないかと考えているのです。なぜなら、そばに立っていた幾人かが、これを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる」と言ったからです。
    「エロイ」では、エリヤとは聞こえないと思います。しかし、「エリ」ならば、エリヤと勘違いするのではないでしょうか。

    なぜ彼らは、主イエスがエリヤを呼んでいると、あるいは、エリヤが降ろしに来ると勘違いしたのでしょうか。それは、マラキ書に書かれた預言に基づいているのです。

    『見よ。私は、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、私が来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」(マラキ4:5~4:6)』と書かれています。》

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