◇◆◇日々のみ言葉
2024年3月24日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書15章39節】
15:39 イエスの正面に立っていた百人隊長は、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「この方はまことに神の子であった。」と言った。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『15:39 イエスに向かって立っていたローマの中隊長は、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「この方は、本当に神の子であった。」と言った。』
この場面での百人隊長の言葉は、他の共観福音書にも掲載されています。マタイはマルコとほぼ同じですが、ルカは異なっています。
ルカの福音書では、
『この出来事を見た百人隊長は、神をほめたたえ、「本当に、この人は正しい方であった。」と言った。(ルカ23:47)』と書かれています。
この告白はすごいことです。ローマ軍の百人隊長が、そのように言うことなど考えられないことです。
また、ルカでは明確に、神をほめたたえたと書かれています。このことから、この百人隊長は、以前から主イエス様と知り合いである可能性が十分に考えられるのです。
当時、エルサレムに派遣されたローマ軍の部隊は、普段は百人の兵士と百人隊長だけでした。しかし、ユダヤの最大の祭りである「過越の祭」の時には、20・30万人のユダヤ人が巡礼に訪れますから、他から応援部隊を頼むことになります。
もしかしましたら、この百人隊長と部下の兵士は、カペナウムからやって来たのではないでしょうか。
そうであるとしたら、カペナウムのユダヤ人の会堂を建設した百人隊長であるのかも知れないのです。彼は、主イエスに、愛する部下の青年をいやしてもらったことがあるのです。明日も同じ箇所からとなります。》