◇◆◇日々のみ言葉
2024年4月20日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書16章20節】
16:20 そこで、彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らと共に働き、み言葉に伴うしるしをもって、み言葉を確かなものとされた。〕
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『16:20 使徒たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主もまた彼らと共に働き、御言葉に伴うしるしをもって、御言葉を確かなものとされた。』
16章に付け加えられた追加文の最後となります。新改訳も現代訳もほぼ同じとなっています。
ここでは、過去形になっています。よって、十二使徒たちが、ヨハネを除いて、全員が殉教するまで、エルサレムを出て行って、ローマ帝国中のあらゆる場所に福音を宣べ伝えたことが分かります。
特に、疑い深いと言われたトマスは、インドおよび中国にまで伝道したことが伝えられています。もしかしましたら、中国を経て日本にまで、トマスの弟子たちが伝えたのかも知れません。
また、この福音書の著者であるヨハネ・マルコは、アフリカに渡り、アレキサンドリヤに、主の教会を建設したとも伝えられています。
まさしく、この言葉通りに、主イエスは彼らと共に働き、御言葉に伴うしるしをもって、御言葉を確かなものとされたのです。
ルカの福音書の続編である使徒の働きは、おもにパウロの働きが中心となっていますが、イスカリオテのユダの代わりに使徒として加えられたマッテヤを含め、十二使徒それぞれの宣教のドラマが存在するはずです。
しかし、私たちには、その全貌が明らかにされてはいません。よって想像するしかないのですが、主は福音の宣教をこの者たちに委ねられたのです。そして、私たち一人一人にも主は委ねておられます。
この素晴らしい福音を、永遠の命を、一人でも多くの人々が、その手にすることが出来ますように、私たち一人一人を用いて下さいと、祈り続けようではありませんか。》