◇◆◇日々のみ言葉
2024年5月1日(水)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙1章14節~15節】
1:14 私は、クリスポとガイオのほか、あなたがたのだれにもバプテスマを授けたことがないことを感謝しています。
1:15 それは、あなたがたが私の名によってバプテスマを受けたと言われないようにするためでした。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『1:14 私は、クリスポとガイオ以外は、あなたがたのだれにもバプテスマを授けたことがなかった。それは、今となっては感謝しているくらいだ。
1:15 あなたがたが私の名前によってバプテスマを受けたと言われないためには、よかったのである。』
ここで、パウロは、あえて二人の人物を挙げています。
クリスポとは、「巻き毛」を意味するラテン名で、コリントの会堂管理者でありユダヤ人でした。多くのユダヤ人がパウロに反対していたにもかかわらず、クリスポはパウロの宣教により、一家をあげて主イエスを信じたのです。よって、例外的にパウロ自身が彼にバプテスマを授けたのでした。
そして、ガイオとは、コリント人で、ユダヤの会堂から追い出されたパウロに、自分の家を教会に提供した人物のことです。彼の家族もパウロからバプテスマを授かったのです。
当時のコリント教会の問題の一つは、主イエス・キリストに目を向けるのではなく、人に目を向けていたことなのです。それだからこそ、「私はパウロに、私はアポロに、私はペテロに」と分裂が起こったのです。
この間違いは、今でも、私たちが陥りやすい間違いです。私たちは、人を見るのではなく、その背後において、その人を用いておられる神様を見るべきなのです。》