• 2024年5月19日礼拝メッセージの概要

    ◎本日の聖書箇所【使徒の働き1章4節~8節】(新約聖書p.232上段左側)
    1:4 使徒たちと一緒にいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、私から聞いた父の約束を待ちなさい。
    1:5 ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」
    1:6 そこで使徒たちは、一緒に集まったとき、イエスに尋ねた。「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」
    1:7 イエスは彼らに言われた。「いつとか、どんな時とかいうことは、あなたがたの知るところではありません。それは、父がご自分の権威をもって定めておられることです。
    1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、私の証人となります。」

    ◎メッセージ【聖霊のバプテスマ】
    《本日の聖書箇所は、主イエスが復活されてから40日目の出来事になります。この日、主は十一弟子たちと共に、ヨハネ・マルコの家において食事をし、エルサレムからオリーブ山まで、弟子たちと共に歩いて行かれました。
    「エルサレムを離れないで、私から聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」
    この「聖霊のバプテスマ」については、バプテスマのヨハネが言及していました。そのことを直に耳にしたのは、アンデレとヨハネであったのです。
    さて、主イエスは、弟子たちに「私から聞いた父の約束を待ちなさい」と言われましたが、これは、最後の晩餐の時に約束されたことです。
    『「私が父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与え下さり、その助け主がいつまでも、あなたがたと共にいるようにして下さいます。」』と。
    そして、主イエスがオリーブ山から昇天された日から10日後のことです。主のなされた約束が成就します。
    『五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。また、炎のような舌が分かれて現われ、一人ひとりの上にとどまった。すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろな言葉で話し始めた。』
    これが「異言」と言われているものです。ある主流の聖霊派のプロテスタント教会は、異言を語ることが「聖霊のバプテスマ」を受けたしるしであると主張しています。
    しかし、「聖霊のバプテスマ」を受けた人であっても、すぐに異言が与えられるとは限らないのです。それでは、「聖霊のバプテスマ」とは一体何なのでしょうか。それは、聖霊に満たされることです。
    私たちが、罪を悔い改めて、主を救い主として信じ受け入れた時に、主の霊でもある御霊は、私たちの内に住んで下さいます。しかし、それは第一段階であって、第二段階があるのです。それが「聖霊のバプテスマ」なのです。このバプテスマは上から来ます。
    パウロとバルナバの働きによって、弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた、とあります。また、パウロは私たちクリスチャンに、『御霊に満たされなさい。』と、勧めています。
    聖霊のバプテスマを授かった者は、常に「聖霊の満たし」を求めることが出来るのです。それでは、御霊に満たされるとどうなるのでしょうか。力が与えられるのです。主は、明確にそのことを教えています。
    『「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、私の証人となります。」』と。
    今日はペンテコステ、五旬節、聖霊降臨日です。今一度、聖霊の満たしを祈り求めようではありませか。クリスチャンには力が必要です。その力を、聖霊は与えて下さいます。》

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