◇◆◇日々のみ言葉
2024年6月25日(火)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙4章14節~15節】
4:14 私がこう書くのは、あなたがたをはずかしめるためではなく、愛する私の子どもとして、さとすためです。
4:15 たといあなたがたに、キリストにある養育係が一万人あろうとも、父は多くあるはずがありません。この私が福音によって、キリスト・イエスにあって、あなたがたを生んだのです。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『4:14 私がこのようなことを書いているのは、あなたがたに恥をかかせるためではなく、あくまでも私が導いた愛する信仰の子どもとして諭すためである。
4:15 たといあなたがたに信仰の先生がたくさんいたとしても、あなたがたを信仰に導いたのは私であって、私が福音を語り、キリスト・イエスを信じるようにさせたのである。』
二通のコリント教会への手紙は、エペソにおいて書かれました。エペソに来る前に、パウロはコリントにおいて、約一年半ほど腰を据えて伝道しました。その時には、パウロが一人で、教会を導いたのです。
その後、アポロやシモン・ペテロがやって来たようです。それで、アポロ派、ペテロ派、パウロ派が生まれたのです。
しかし、彼らとて、何か違ったことを教えたのではなく、キリスト教の根本である十字架と復活と昇天と聖霊降臨を教えたと思われます。
もし、何か理由を探すとしたら、シモン・ペテロではなかったかと思うのです。もちろん、これは私個人の推測ですが、三人の中では、シモン・ペテロだけが、直に主イエスを知っている十二使徒であったことです。しかもリーダーなのです。
やはり、主イエスと三年半の公生涯を共に過ごして来た重みは、他の二人の使徒とは、比べることは出来ないに違いありません。まさに、生きた主イエスの証人であったからです。
この当時、ヘロデ・アグリッパによって殉教したゼベダイの子ヤコブを除いて、十二使徒は、皆生き残っています。
最終的には、ゼベダイの子ヨハネ以外は、みな殉教することになります。ヨハネは、二世紀になって、主イエスを直接知っている最後の人物となります。
彼は、キリスト教世界から、「長老」と呼ばれ、エペソにて、寿命を全うすることになります。それゆえ、ヨハネの手紙には、「長老から」と書かれているのです。》