◇◆◇日々のみ言葉
2024年8月12日(月)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙7章21節~23節】
7:21 奴隷の状態で召されたのなら、それを気にしてはいけません。しかし、もし自由の身になれるなら、むしろ自由になりなさい。
7:22 奴隷も、主にあって召された者は、主に属する自由人であり、同じように、自由人も、召された者はキリストに属する奴隷だからです。
7:23 あなたがたは、代価をもって買われたのです。人間の奴隷となってはいけません。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『7:21 奴隷が入信したのなら、そのことを気にすることはない。しかし、もし自由の身になれるのなら、自由になったらよい。
7:22 奴隷でも、主の救いにあずかれば、主によって本当の自由を得たのであり、また、自由人でも、主の救いにあずかれば、キリストの奴隷にほかならない。
7:23 あなたがたは、キリストが尊い代価を払って買い取って下さった者たちなのだから、人間の奴隷になってはいけない。』
当時のユダヤ社会、およびローマ帝国社会には、奴隷制度がありました。ただし、律法には、奴隷に対する律法もあって、特に同国人であるユダヤ人を奴隷とする場合には、神様はかなりの恩恵を定められていたのです。
レビ記によれば、
『もし、あなたのもとにいるあなたの兄弟が貧しくなり、あなたに身売りしても、彼を奴隷として仕えさせてはならない。
あなたのもとで住み込みの雇い人としておらせ、ヨベルの年まであなたのもとで仕えるようにしなさい。
そして、彼とその子どもたちがあなたのもとから出て行き、自分の一族の所に帰るようにしなさい。そうすれば彼は自分の先祖の所有地に帰ることができる。
彼らは、私がエジプトの地から連れ出した、私の奴隷だからである。彼らは奴隷の身分として売られてはならない。あなたは彼をしいたげてはならない。あなたの神を恐れなさい。(レビ25:39~25:43)』と、なっています。
よって、この場合の奴隷とは、異邦人の奴隷を指しています。同じくレビ記には、
『あなたのものとなる男女の奴隷は、あなたがたの周囲の国々から男女の奴隷を買い取るのでなければならない。(レビ25:39~25:44)』と定められています。
よって、奴隷の身分で救われた者に対するパウロの勧めであることが分かります。つまり、主人が信者であって、その信仰に奴隷があやかる場合があると言うことです。
まさに、イタリア隊百人隊長コルネリオがそうなのです。彼一人の改心によって、多くのローマ人の家族や部下や奴隷たちが救われたのです。明日も同じ箇所からとなります。》