◇◆◇日々のみ言葉
2024年12月8日(日)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙12章28節~30節】
12:28 そして、神は教会の中で人々を次のように任命されました。すなわち、第一に使徒、次に預言者、次に教師、それから奇蹟を行なう者、それからいやしの賜物を持つ者、助ける者、治める者、異言を語る者などです。
12:29 みなが使徒でしょうか。みなが預言者でしょうか。みなが教師でしょうか。みなが奇蹟を行なう者でしょうか。
12:30 みながいやしの賜物を持っているでしょうか。みなが異言を語るでしょうか。みなが解き明かしをするでしょうか。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:28 神は、教会の中でご自分の働きのために、人々を任命され、第一に使徒を置かれ、次に預言者、次に教師を置かれた。それから、奇蹟を行なう者、病気をいやす力を持っている者、人々を助ける働きをする者、教会を管理する者、特別な言葉で語る者を置かれた。
12:29 皆が使徒だろうか。皆が預言者だろうか。皆が教師だろうか。皆が奇蹟を行なう者だろうか。
12:30 皆が病気をいやす力を持っているだろうか。皆が特別な言葉で語るのだろうか。皆がその言葉を解き明かすのだろうか。』
ここでパウロは、当時の教会におけるおもな指導者について書き記しています。不思議なことに、ここには長老が出て来ません。パウロは、開拓した異邦人教会において、一つ一つの教会に長老を任命して来たのです。
使徒の働きによれば、
『しかし、弟子たちがパウロを取り囲んでいると、彼は立ち上がって町にはいって行った。その翌日、彼はバルナバとともにデルベに向かった。
彼らはその町で福音を宣べ、多くの人を弟子としてから、ルステラとイコニオムとアンテオケとに引き返して、弟子たちの心を強め、この信仰にしっかりとどまるように勧め、「私たちが神の国にはいるには、多くの苦しみを経なければならない。」と言った。
また、彼らのために教会ごとに長老たちを選び、断食をして祈って後、彼らをその信じていた主にゆだねた。(使徒14:20~14:23)』と書かれています。
また、当時のエルサレム教会では、使徒たちと長老たちが指導者として置かれていたことが分かります。
同じく、使徒の働きには、
『さて、ある人々がユダヤから下って来て、兄弟たちに、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない。」と教えていた。
そしてパウロやバルナバと彼らとの間に激しい対立と論争が生じたので、パウロとバルナバと、その仲間のうちの幾人かが、この問題について使徒たちや長老たちと話し合うために、エルサレムに上ることになった。(使徒15:1~15:2)』と書かれています。
明日も同じ箇所から、共に考えて見たいと思います。》