◇◆◇日々のみ言葉
2025年9月13日(土)
◎聖書箇所【ピリピ人への手紙1章15節~17節】
1:15 人々の中にはねたみや争いをもってキリストを宣べ伝える者もいますが、善意をもってする者もいます。
1:16 一方の人たちは愛をもってキリストを伝え、私が福音を弁証するために立てられていることを認めていますが、
1:17 他の人たちは純真な動機からではなく、党派心をもって、キリストを宣べ伝えており、投獄されている私をさらに苦しめるつもりなのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『1:15 もちろん、中には私たちに対するねたみや争いの気持ちからキリストを宣べ伝えている者もいるが、ほとんどの人は善意からキリストを宣べ伝えている。
1:16 こういう人たちは、愛の心でキリストを宣べ伝え、私が福音を弁証するために、神に立てられていることを認めているが、
1:17 少数の人たちは、純真な動機からではなく、党派心からキリストを宣べ伝えていて、投獄中の私を、さらに苦しめるようとしている。』
ここから分かりますことは、異邦人の使徒であるパウロがローマに来たことによって、ローマ教会の信徒たちは、さらに励ましと力を受けて、福音を宣べ伝えていたことが分かります。
しかし、中には、パウロたちに対するねたみや争いの気持ちから、キリストを宣べ伝えている者もいたとのことです。これはどのような意味なのでしょうか。
聖書には書かれてはいませんが、ペンテコステの日に救われたローマ市民の権利を持つディアスポラのユダヤ人たちではないでしょうか。
彼らは、サウロによってエルサレムからローマに戻らざるを得なかった人々なのです。そうなりますと、「党派心をもって、キリストを宣べ伝えており、投獄されている私をさらに苦しめるつもり」だ、と言うことも納得出来るような気がします。》