◇◆◇日々のみ言葉
2025年9月15日(月)
◎聖書箇所【ピリピ人への手紙1章19節】
1:19 というわけは、あなたがたの祈りとイエス・キリストの御霊の助けによって、このことが私の救いとなることを私は知っているからです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『1:19 それは、あなたがたの祈りと、イエス・キリストの御霊の助けによって、私は出獄でき、そうして、私の救いが完成するようになることを、私は知っているからである。』
「このこと」とは、キリストが宣べ伝えられているということを表わしています。使徒パウロは、二度ローマに投獄されます。一回目の時に、ピリピ人への手紙、エペソ人への手紙、コロサイ人への手紙、そしてピレモンの手紙を口述筆記によって書き記します。
その後、皇帝ネロの裁判によって無罪とされ、放免されることになり、第四次伝道旅行へ向かいます。その時に「タルシシュ」(今のスペイン)まで行ったと伝えられています。
しかし、再度捕縛され、獄中において、第Ⅰおよび第Ⅱテモテ、そしてテトスへの手紙を執筆します。その後、殉教することになるのです。
それゆえ、この箇所で、パウロが言う「私の救い」とは、無罪放免されることであることが分かります。多くの人の祈りによって、また御霊の助けにより、釈放されたパウロは、本当に九死に一生を得た思いであったに違いありません。
第四次伝道旅行に、誰と向かったのかは、聖書には書き記されてはいませんので、推測するしかないのですが、シラスもしくは医者ルカであったと思われます。》