◇◆◇日々のみ言葉
2025年10月25日(土)
◎聖書箇所【ピリピ人への手紙3章7節】
3:7 しかし、私にとって得であったこのようなものをみな、私はキリストのゆえに、損と思うようになりました。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『3:7 ところが、私にとって価値があると思っていたこのようなものを、キリストを知ったがために、全く価値の無いものと思うようになった。』
この言葉は非常に衝撃な言葉です。新改訳では、「損と思うようになった」と言い、現代訳では、「全く価値の無いものと思うようになった」と言うのです。
パウロ、いや以前のサウロの経歴は、目を見張るものがあります。特に、彼はユダヤの歴史において、最大のラビ(教師)とも言われたサンヘドリン議員でもあったガマリエルの愛弟子であったことです。
当時のユダヤには、当然「大学」などはまだ存在していませんから、「誰の弟子になる事が出来るのか」が非常に重要とされていました。しかし、若者たちは、自分で弟子入りをお願いするわけですが、ガマリエルは、弟子志願の者をすべて受け入れたわけではなく、おそらく非常に少数の者しか弟子入りを認めなかった可能性が考えられるのです。
なぜなら、ラビの中のラビと言う意味であるラバンでしたので、サンヘドリン議員のパリサイ人たちや律法学者たちの中にも、彼の弟子が多く存在していたに違いないのです。そのガマリエルが、自分の跡継ぎとして選んでいたのが、おそらくサウロであったと思われます。
今の日本も、韓国も、中国も、いや多くの国々が学歴社会であることは、否定出来ない事実です。しかし、パウロは、その事実を真っ向から否定しています。
「損と思うようになった」
「全く価値の無いものと思うようになった」と。そして、損お理由は、主イエス様に出会ったことなのです。》