◇◆◇日々のみ言葉
2025年12月23日(火)
◎聖書箇所【ガラテヤ人への手紙2章11節~12節】
2:11 ところが、ケパがアンテオケに来たとき、彼に非難すべきことがあったので、私は面と向かって抗議しました。
2:12 なぜなら、彼は、ある人々がヤコブの所から来る前は異邦人と一緒に食事をしていたのに、その人々が来ると、割礼派の人々を恐れて、だんだんと異邦人から身を引き、離れて行ったからです。
◎ショートメッセージ
《一昨日および昨日と同じ箇所からとなります。再三ですが、現代訳を掲載いたします。
『2:11 ところが、ペテロがアンテオケに来た時、私は彼に非難すべきことがあったので、面と向かって彼をなじったことがあった。
2:12 彼は、最初のうちはユダヤ人でない人たちと一緒に食事をしていたのに、エルサレムのヤコブの所からユダヤ人が何人か来ると、その人たちから何かを言われることを恐れ、彼らと一緒に食事をしなくなった。』
ケパとはシモン・ペテロのことです。岩という言葉のギリシャ語であり、ペテロはヘブル語です。もちろん同じ意味です。
この頃、生き残っている十二弟子たちは、様々な教会を訪問伝道していたことが分かります。アンテオケとは、アンテオケ教会のことで、バルナバとパウロによって、当時、宣教の中心でもあったのです。ここに、何回かペテロは訪問しています。
パウロは、ペテロに面と向かって抗議をしたと書かれています。パウロは、ペテロが異邦人と交わり、食事をしていたことを知っていましたし、律法では禁止されていた物も食べていたことを知っていたのです。
ところが、エルサレムから、律法学者で、奇跡的に救われた者たちが、ペテロの所にやって来たのです。するとペテロは、その人たちから何かを言われることを恐れ、異邦人と食事をすることをやめてしまったと言うのです。
「何か」とは、律法では禁止されている食材のことを指しています。そればかりではなく、だんだんと異邦人の信者から離れるようになって行きました。これでは、本末転倒です。それで、パウロが厳しく抗議したのです。》