◇◆◇日々のみ言葉
2025年12月25日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書2章1節~11節】
2:1 イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
2:2 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」
2:3 それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。エルサレム中の人も王と同様であった。
2:4 そこで、王は、民の祭司長たち、学者たちをみな集めて、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。
2:5 彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれているからです。
2:6 『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、決して一番小さくはない。私の民イスラエルを治める支配者が、あなたから出るのだから。』」
2:7 そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、彼らから星の出現の時間を突き止めた。
2:8 そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」
2:9 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。
2:10 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
2:11 そしてその家にはいって、母マリヤと共におられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。
◎ショートメッセージ
《メリー・クリスマス。クリスマスとは、キリストをミサする、すなわちイエス・キリストを礼拝すると言う意味のギリシャ語から派生した言葉です。
主イエスがお生まれになられた時、最初の礼拝者は、ユダヤにおいて、最も貧しく、また、同胞からも嫌われていた羊飼いたちでした。
そして、その次の礼拝者が、今日の聖書箇所に登場します、東方の博士たちです。伝承では三人の博士となっていますが、三人の王であったとも言われています。どちらにせよ、今回は、かなり裕福な者たちであったことは間違いないことです。
それなりの身なりと、またそれなりの豪華な隊商を組んでいなければ、エルサレムのヘロデ大王が面会するはずはないからです。
最初の礼拝者であった羊飼いたちも、そして今回二回目の礼拝者となった東方の博士たちも、神様が特別に送られた存在です。
すなわち、主イエスは、貧しい者たちにとっても、また豊かな者たちにとっても、同じ神様であられ、救い主であることを表わしているのです。
主イエスは、まさに「すべての人の主」なのです。今日、このお方が誕生されました。創造主なる神様が、人となってこの世に来られたのです。十字架に掛かる為に。》