◇◆◇日々のみ言葉
2025年12月29日(月)
◎聖書箇所【ガラテヤ人への手紙2章14節~15節】
2:14 しかし、彼らが福音の真理についてまっすぐに歩んでいないのを見て、私はみなの面前でケパにこう言いました。「あなたは、自分がユダヤ人でありながらユダヤ人のようには生活せず、異邦人のように生活していたのに、どうして異邦人に対して、ユダヤ人の生活を強いるのですか。
2:15 私たちは、生まれながらのユダヤ人であって、異邦人のような罪人ではありません。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『2:14 しかし、私は、彼らがキリストを信じるだけで救われるという福音の真理に従って、正しい生活をしていないのを知って、みんなの前でペテロにこう言った。「あなたはユダヤ人でありながら、クリスチャンになったため、ユダヤ人のように、律法に束縛された生活をやめてしまったのに、どうしてユダヤ人でない人たちに対して、律法に束縛された不自由な生活をさせるのか。
2:15 私たちは、生まれながらのユダヤ人であって、彼らが罪人と呼んでいるユダヤ人以外の者たちではない。」』
パウロは、何時、皆の前で、シモン・ペテロをいさめたのでしょうか。また、この場所はどこなのでしょうか。アンテオケ教会なのか、もしくはエルサレムなのでしょうか。
そこらへんの舞台の裏事情が分からないのが事実です。
これは、あくまで私なりの解釈ですが、やはりアンテオケ教会であると思うのです。そのヒントは、バルナバまでもが巻き込まれてしまったことです。
ここで、パウロの異邦人に対する考え方が分かります。パウロは、明確に「私たちは、生まれながらのユダヤ人であって、異邦人のような罪人ではありません」と宣言しています。つまり、「神の選民」であることのアイデンティティをしっかりと持っているわけです。しかし、神は分け隔てなく、主イエスを救い主として信じ告白した者であれば、異邦人であっても救われて皆、兄弟姉妹となるのです。
シモン・ペテロの行動は、まさしく矛盾しており、偽善の何物でもないのです。この後、もちろんシモン・ペテロは、悔い改めたと、私は信じています。》