◇◆◇日々のみ言葉
2015年12月25日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書2章8節~20節】
2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
2:13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。
2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
◎ショートメッセージ
『ヨセフとその妻マリヤが、ベツレヘムにいる間に、マリヤは月が満ちて、男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
宿は満員であった。それほどダビデの子孫が多かったと言うことだ。当時のベツレヘムは、ダビデの町とは呼ばれていたが、それほど大きな町ではなかったようである。
ベツレヘムに「救い主」が生まれることは、ミカ書に700年ほど前に預言されていた。
『ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。(ミカ書5:2)』
新しいユダヤの一日が、今で言うならば、夕方6時から始まった。12月25日がやって来た。その夜に、マリヤは月が満ちて、男子の初子を産んだ。その知らせは、貧しい羊飼いたちに、まずもたらせられた。
ベツレヘムの町近くの土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。この時、羊飼いたちは、白く輝く御使いを見たのである。それは、ましくこの世のものではなかった。それゆえ彼らは恐れたのだ。
「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
「布にくるまって飼葉おけに寝ているみどりご」、と言うことは、宿や家ではなく、家畜小屋にいるに違いない。
そこで羊飼いたちは、急いでベツレヘムの町へ、そのみどりごを探しに出かけたのである。
御使いの言う通りに、彼らは「布にくるまって飼葉おけに寝ているみどりご」を見つけ出した。
ルカは、この箇所において不思議なことを書き記している。すなわち「羊飼いたちが、御使いからこの幼子について告げられたことを話した時に、それを聞いた人たちは皆驚いた」ことである。
つまり、その場所にはヨセフと主イエスの母マリヤ以外に、他の者がいたと言うことだ。ここから、やはりマリヤのお産の時には、手伝った女性たちが存在したことは間違いないとも言える。
神が人となられたのである。これほどの奇蹟があろうか。
父なる神が、私たち人間にくださった最高のプレゼント。
それは御子イエス・キリスト。
このお方は、やがて「十字架」に架けられ、殺されるのである。私たちの罪の身代わりとして。私たちの罪をすべて背負われて。
そして、主イエスを信じる者には、罪の赦しと永遠の命が与えられるのだ。
メリー・クリスマス。クリスマスおめでとう。
この方こそ、創造主なる神そのものであられる。》