• 日々のみ言葉 2016年3月29日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年3月29日(火)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書12章38節~40節】

    12:38 イエスはその教えの中でこう言われた。「律法学者たちには気をつけなさい。彼らは、長い衣をまとって歩き回ったり、広場であいさつされたりすることが大好きで、
    12:39 また会堂の上席や、宴会の上座が大好きです。
    12:40 また、やもめの家を食いつぶし、見えを飾るために長い祈りをします。こういう人たちは人一倍きびしい罰を受けるのです。」

    ◎ショートメッセージ

    《当時のユダヤにおいて、律法学者は、おもにパリサイ派に属する者たちで、パリサイ人と呼ばれていました。彼らは、律法を研究し、特にユダヤの会堂シナゴークにおいてユダヤ人に教えるラビでもあったのです。

     特に彼らが重んじたのは、「ミシュナ」という、「昔の人の言い伝え」という書物でありました。この中には、多くの禁止令が書かれていたのです。
     そしてそれを守ることが、聖書に書かれた律法を、すなわちモーセ五書を守ることだと理解していたのです。

     彼らは、自分たちは律法を厳格に守り、そして清められた存在であり、人々から尊敬されるに値する者であることを自負していました。また一般のユダヤの人々から、多大なる尊敬も受けていましたから、名実共にユダヤの指導者であったわけです。

     その律法学者とは、どんな存在であるのか、またその本当の姿とは、どんなものものなのか、主イエス様は、弟子たちにはっきりと教えられたのです。

    「律法学者たちには気をつけなさい。彼らは、長い衣をまとって歩き回ったり、広場であいさつされたりすることが大好きで、また会堂の上席や、宴会の上座が大好きです。また、やもめの家を食いつぶし、見えを飾るために長い祈りをします。」

     これが「宗教」の正体です。その信仰は、本来あるべき神様への信仰から全く離れ、自分自身に人々の目を向けるものであったのです。

     また彼らの様相は、一目で見てそれと分かるような出で立ちでした。
     今、現在においても、正統なユダヤの律法学者は、一目見て分かるように、まるで日本の私立学校の制服のごとく、同じ格好をしています。
     もちろん彼らは「新約聖書」を認めていませんし、読もうともしません。彼らは未だに、旧約聖書(ユダヤ聖書)の約束の世界の中に生きており、メシヤが来ることを心から待ち望んでいるのです。そして残念ながら、主イエス様を受け入れようとはしません。

     主イエス様は、はっきりと宣告されました。
    「こういう人たちは人一倍きびしい罰を受けるのです。」

     私たちは「キリスト教」という「宗教」を信じているのではありません。私たちは、「聖書」を一言一句、間違いのない神の言葉と信じる者であり、今も生きておられる主イエス・キリストを信じる者なのです。このお方だけが、まことの神様であり、創造主なる父なる神様が、人間に与えてくださった唯一の救い主なのです。
     そして、教会は儀式を行なう場所ではなく、「助け主」としてご臨在される聖霊なる神様と出会い、触れられる場所なのです。》

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