◇◆◇日々のみ言葉
2016年4月6日(水)
◎聖書箇所 【マルコの福音書13章9節】
13:9 「だが、あなたがたは、気をつけていなさい。人々は、あなたがたを議会に引き渡し、また、あなたがたは会堂でむち打たれ、また、わたしのゆえに、総督や王たちの前に立たされます。それは彼らに対してあかしをするためです。」
◎ショートメッセージ
《ペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネが、主イエスに質問しました。
「お話しください。いつ、そういうことが起こるのでしょう。また、それがみな実現するようなときには、どんな前兆があるのでしょう。」
そこで、イエス様は弟子たちに話し始められたのです。
「人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、『私こそそれだ。』と言って、多くの人を惑わすでしょう。「また、戦争のことや戦争のうわさを聞いても、あわててはいけません。それは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に地震があり、ききんも起こるはずだからです。これらのことは、産みの苦しみの初めです。」
ここでイエス様は、「産みの苦しみの初め」であると言われました。私たちは、妊婦の女性が出産する時には、想像を絶する痛みが伴うことを知っています。
残念ながら私は男性ですし、また主イエス様も男性ですので、本当の意味においては、その苦しみを知ってはいません。また知ることも出来ません。それは、母となった女性だけが知りうるものだからです。
父なる神様は、エバにこのように言われました。
『女にはこう仰せられた。「わたしは、あなたのみごもりの苦しみを大いに増す。あなたは、苦しんで子を産まなければならない。」(創世記3:16前節)』
「これらのことは産みの苦しみの初めです。」
この世界の終わりは、新しい世界の始まりを意味します。その為には、古い物は一度崩されなければなりません。エルサレムの城壁も、宮殿の石も崩される日が来るまでに、様々なしるしが起きることを、イエス様は預言されているのです。本日も、イエス様の預言の続きとなります。
「だが、あなたがたは、気をつけていなさい。人々は、あなたがたを議会に引き渡し、また、あなたがたは会堂でむち打たれ、また、わたしのゆえに、総督や王たちの前に立たされます。それは彼らに対してあかしをするためです。」
ここでイエス様が言われた「あなたがた」とは、使徒たちのことであり、また主を信じる者たちのことを指しています。
実際に、使徒たちに対しての預言が成就するのは、「五旬節」すなわち聖霊降臨の日から、少なくとも数十日後の出来事なのです。その時、マッテヤと言う新しい使徒を加えた十二使徒は、ユダヤ最高議会において、弁明することとなります。
また、使徒パウロにおいても、成就することになるのです。》