◇◆◇日々のみ言葉
2016年4月25日(月)
◎聖書箇所 【マルコの福音書13章36節】
13:36 「主人が不意に帰って来たとき眠っているのを見られないようにしなさい。」
◎ショートメッセージ
《イエス様のこのお言葉も、実は深い意味があるのです。
何度も言いますが、イエス様は、四人の愛弟子であるペテロとその兄弟アンデレ、そしてゼベタイの子ヤコブとヨハネに話しています。
この言葉から、ゲッセマネの園において、イエス様が血の汗を流しながら祈られた場面が想像されるのです。
マタイによりますと、
『それからイエスは弟子たちといっしょにゲツセマネという所に来て、彼らに言われた。「わたしがあそこに行って祈っている間、ここにすわっていなさい。」
それから、ペテロとゼベダイの子ふたりとをいっしょに連れて行かれたが、イエスは悲しみもだえ始められた。
そのとき、イエスは彼らに言われた。「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここを離れないで、わたしといっしょに目をさましていなさい。」
それから、イエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈って言われた。「わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」
それから、イエスは弟子たちのところに戻って来て、彼らの眠っているのを見つけ、ペテロに言われた。「あなたがたは、そんなに、一時間でも、わたしといっしょに目をさましていることができなかったのか。誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです。」
イエスは二度目に離れて行き、祈って言われた。「わが父よ。どうしても飲まずには済まされぬ杯でしたら、どうぞみこころのとおりをなさってください。」
イエスが戻って来て、ご覧になると、彼らはまたも眠っていた。目をあけていることができなかったのである。
イエスは、またも彼らを置いて行かれ、もう一度同じことをくり返して三度目の祈りをされた。それから、イエスは弟子たちのところに来て言われた。「まだ眠って休んでいるのですか。」(マタイの福音書26:36~26:45前節)』と、書かれています。
ペテロとヤコブとヨハネは、イエス様が祈っておられる間、うとうとと眠ってしまったのです。イエス様と一緒に目を覚ましていることが出来なかったのです。
そこで、主イエス様は言われます。
「誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです。」
イエス様は、三度、ペテロとヤコブとヨハネの所に戻って来られます。そのたびに彼らは、ぐっすり眠っており、まさしく主人であるイエス様が不意に帰って来られた時、眠っているのを見られてしまったのです。
眠ると言うことは、「霊的」に眠っていることであり、それは霊的に鈍くなっていることでもあるのです。
霊の目が閉じられていたとしたら、また霊の耳にフタがかぶせられていたとしたら、どうして御使いの頭の声も、ラッパの音をも、聞くことが出来るでしょうか。『目を覚ましていなさい。』》