• 日々のみ言葉 2016年6月3日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年6月3日(金)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書14章43節】
    14:43 そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、十二弟子のひとりのユダが現われた。剣や棒を手にした群衆も一緒であった。群衆はみな、祭司長、律法学者、長老たちから差し向けられたものであった。

    ◎ショートメッセージ
    《「ゲツセマネの園」において、主イエス様は父なる神様との祈りと対話において、また御使いガブリエルの励ましによって、勝利を得られました。
     父なる神様のご命令である「永遠のいのち」を人間に与える為に、十字架の死を決意されたのです。

     イエス様は神様です。イエス様というお体の中に、住んでおられる「霊」なるお方こそ創造主なる神様です。創造主なる神様が、非創造物である人間に殺されるというわけです。しかし、イエス様の十字架なくしては、人間に「罪の赦し」と「永遠のいのち」は、与えられないのです。

     そしてペテロとヤコブとヨハネに言われたのです。

    「まだ眠って休んでいるのですか。もう十分です。時が来ました。見なさい。人の子は罪人たちの手に渡されます。立ちなさい。さあ、行くのです。見なさい。私を裏切る者が近づきました。」

     そしてすぐ、イエス様がまだ話しておられるうちに、十二弟子のひとりのイスカリオテのユダが現われたのです。

     使徒ヨハネは、その時の場面をじかに見た者として、このように書き記しています。

    『そこで、ユダは一隊の兵士と、祭司長、パリサイ人たちから送られた役人たちを引き連れて、ともしびとたいまつと武器を持って、そこに来た。(ヨハネの福音書18:3)』

     何と「一隊の兵士」が、すなわちローマ軍が関与したことが書かれているのです。
    なぜ、ローマ軍の力が必要だったのでしょうか。それはイエス様の弟子が、十二使徒だけではなく、もっと多くの弟子たちが存在していたからです。ユダはイエス様の弟子たちの数を知っていました。その事実として、ルカによれば、十二使徒以外の別の七十人の弟子たちに、悪霊を追い出す権威を授けられ、遣わされたと書かれてあるからです。

    『その後、主は、別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先にお遣わしになった。(ルカの福音書10:1)』
    『さて、七十人が喜んで帰って来て、こう言った。「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」(ルカの福音書10:17)』

     イエス様を守ろうとして、弟子たちが暴動を起こす可能性があったからこそ、ローマ軍の助けが必要だったのです。当時ローマ軍は、名実ともに最強の兵士たちでした。

    『そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、十二弟子のひとりのユダが現われた。剣や棒を手にした群衆も一緒であった。群衆はみな、祭司長、律法学者、長老たちから差し向けられたものであった。』

     そして、その他の群衆とは、ユダヤ最高議会サンヘドリンから遣わされた者たちであり、これから彼らは、イエス様を議会にかけるために、連行するというわけです。》

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