• 日々のみ言葉 2016年7月26日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年7月26日(火)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書15章47節】
    15:47 マグダラのマリヤとヨセの母マリヤとは、イエスの納められる所をよく見ていた。

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、サンヘドリンの有力な議員アリマタヤのヨセフと、エルサレム神学校長ニコデモによって、まだ誰も葬られたことのない真新しい墓に葬られました。

     マタイによると、

    『この人はピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願った。そこで、ピラトは、渡すように命じた。ヨセフはそれを取り降ろして、きれいな亜麻布に包み、岩を掘って造った自分の新しい墓に納めた。墓の入口には大きな石をころがしかけて帰った。
    そこにはマグダラのマリヤとほかのマリヤとが墓のほうを向いてすわっていた。(マタイの福音書27:58~27:61)』と、書いてあります。つまり真新しい墓は、アリマタヤのヨセフが自分のために作った墓であることが分かります。

     イエス様が、どこの墓に埋葬されるのか、ガリラヤからイエス様と一緒に行動を共にした女たち、すなわちマグダラのマリヤとヨセの母マリヤは、アリマタヤのヨセフの後について行って、墓とイエス様の体の納められる様子を見届けたのでした。
     そして、その後、女たちは戻って来て、店が閉まる直前に、香料と香油を買いに行き用意したのです。間もなく安息日が始まり、彼女らは、戒めに従って休みました。

     ところがです。かつて、主イエス様と安息日論争をしたユダヤ人たちは、この時、何と安息日を守らず、戒めをやぶって行動したのです。

     マタイは、このように書き記しています。

    『さて、次の日、すなわち備えの日の翌日、祭司長、パリサイ人たちはピラトのところに集まって、こう言った。
     「閣下。あの、人をだます男がまだ生きていたとき、『自分は三日の後によみがえる。』と言っていたのを思い出しました。ですから、三日目まで墓の番をするように命じてください。そうでないと、弟子たちが来て、彼を盗み出して、『死人の中からよみがえった。』と民衆に言うかもしれません。そうなると、この惑わしのほうが、前の場合より、もっとひどいことになります。」
     ピラトは「番兵を出してやるから、行ってできるだけの番をさせるがよい。」と彼らに言った。そこで、彼らは行って、石に封印をし、番兵が墓の番をした。(マタイの福音書27:62~27:66)』

     ここで言う「次の日」とは、ユダヤでは、午後6時から新しい日が始まります。この時に、集まったり、また相談したりしてはならないのです。
    「自分たちは、厳格に安息日を守っている」と豪語していた祭司長たちやパリサイ人や律法学者たちは、この時には、勝手な都合の解釈によって、行動しているのです。主イエス様が言われた通り、いかに彼らが偽善者であったことが分かります。

     さて、ピラトは、ユダヤの指導者たちの、この馬鹿馬鹿しい申し出に、口を閉口しながら、結局は彼らの気の済むように、番兵を出すことになります。しかもその墓の石のふたに、ローマ式封印をします。
     アリマタヤのヨセフの後について来て、主イエス様のお体が納められる場面を、見届けた女たちは、まさかこんなことになっていようとは、知りも知らないのです。

     ここで、いよいよ主イエス様の復活の舞台が、そしてその俳優たちが出そろいました。主役はもちろん主イエス様です。助演女優はマグダラのマリヤで、そして助演男優たちは、四人のローマ兵です。》

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