• 日々のみ言葉 2016年8月4日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年8月4日(木)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書16章14節】
    16:14 しかしそれから後になって、イエスは、その十一人が食卓に着いているところに現われて、彼らの不信仰とかたくなな心をお責めになった。それは、彼らが、よみがえられたイエスを見た人たちの言うところを信じなかったからである。

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、十字架に掛けられて確かに死なれました。その場面を、一部始終見た者の証言は真実であったのです。
     多くの使徒(弟子)たちは逃げてしまい、ゴルゴタの丘にはいませんでした。彼らは主イエス様が、ゲッセネマの園において捕らえられた時から、実際にイエス様に何が起こったのか、自分の目で見てはいないのです。
     しかし、神様は、その使徒の中において、最も愛する者二人を証人とするため、ヨハネを御側に、そして少し離れた所にいましたがペテロをも、その大いなる瞬間を体験させる為に、その場に置かれたのです。
     また神様は、その二人だけではなく、イエス様に付き従って来た女たちをも、また主の母マリヤもその証人として、主イエス様の十字架の御側に置かれたのです。

     使徒ヨハネは、はっきりとその証人として、こう書き記しています。

    『兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。
     イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」と言われた。
    それからその弟子に「そこに、あなたの母がいます。」と言われた。その時から、この弟子は彼女を自分の家に引き取った。(ヨハネの福音書19:25~19:27)』

     ここで、ヨハネは三つの共観福音書の事実とは違い、女たちも主イエス様の十字架の側にいたことを証しています。マルコとマタイによれば、彼女たちは遠く離れた場所にいたことになっており、またペテロもそこに居合わせたことは間違いないと思われます。

     主イエス様は、人間として本当に死なれたのです。

     そしてよみがえらえました。
     まず、マグダラのマリヤに現われ、次にペテロに現われ、墓に来た女たちに現われ、エマオに向かう道にいたクレオパ夫妻に現われたのです。

     安息日が終わるまでは、使徒たちは二分されていましたが、この時には、十一使徒たちが集まっています。その場所がどこであるのかは、聖書には書かれてはいませんが、エマオの道にて主イエス様にお会いした二人の弟子は、エルサレムに戻ったのですから、エルサレムであることは間違いありません。
     とすれば、二つの場所が考えられることになります。一つはゼベタイの家です。もう一つは、最後の晩餐を行なわれた場所で、ヨハネ・マルコの家です。
     どちらであるのかは、推測するしかありませんが、私は、この時はゼベタイの家ではないかと考えます。

     なぜなら、イエス様を裏切ったイスカリオテのユダは、最後の晩餐を行なったマルコの家を知っており、そこにローマ兵たちを案内したのです。よって主イエス様の遺体が墓から無くなった時、祭司長たちや民の長老たちは、エルサレム中、弟子たちを捜していましたから、当然マルコの家は目をつけられることになるからです。

     さて、とにかく十一使徒と女たちと他の弟子たちが食卓についている所に、突然主イエス様が現われました。続きは明日にしたいと思います。》

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