• 日々のみ言葉 2016年9月14日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年9月14日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書1章46節~55節】
    1:46 マリヤは言った。「わがたましいは主をあがめ、
    1:47 わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。
    1:48 主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これから後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう。
    1:49 力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。その御名は聖く、
    1:50 そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、代々にわたって及びます。
    1:51 主は、御腕をもって力強いわざをなし、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、
    1:52 権力ある者を王位から引き降ろされます。低い者を高く引き上げ、
    1:53 飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせないで追い返されました。
    1:54 主はそのあわれみをいつまでも忘れないで、そのしもべイスラエルをお助けになりました。
    1:55 私たちの先祖たち、アブラハムとその子孫に語られたとおりです。」

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き、マリヤの賛歌「マグニフィカト」について学んで行きます。
    「その御名は聖く、そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、代々にわたって及びます。」

     マリヤは、ヘブル人の娘です。父方はダビデの家系、そして母方は、おそらく親類エリサベツと同じで、祭司アロンの家系だと考えられます。エリサベツとマリヤが、実際にどの位置に属する親類なのか、聖書には、はっきりと書かれていません。
     しかし、遠く離れた血筋ではないことは歴然です。御使いガブリエルが、エリサベツの懐妊を伝えた時、マリヤはそれが誰であるのか、すぐに分かったからです。

     またユダの山地の町エンカレムのザカリヤの家を尋ねた時、マリヤとエリサベツは、すぐにお互いが分かった間柄でした。つまり顔見知りなのです。この後、マリヤはヨハネが生まれるまで、ザカリヤの家に留まり、エリサベツの手伝いをすることになります。 見知らぬ者あるいは、近い親類でなければ、どうして三ヵ月にもわたり、家に泊めるようなことをするでしょうか。
     マリヤとエリサベツは、孫と祖母くらいの年齢の差があったことは、ほぼ間違いないことでしょう。新聖書注解には、マリヤがヨセフと婚約した時は、何と12才であったと書かれています。
     これは、私の推測にしか過ぎませんが、一番考えられることは、叔母と姪の関係ではないでしょうか。つまりエリサベツとマリヤの母アンナが、年の離れた姉妹であり、叔母と姪と言う関係です。
     ちなみに余談ですが、私の母と一番下の叔母は、十五才も年が離れています。五才で母(私に取っては祖母)を亡くした叔母は、姉である私の母を母親として育ちました。

     さて、マリヤは、その由緒ある家系につながる者として、それなりの宗教教育を両親から受けていたと思われます。それがマリヤの賛歌「マグニフィカト」に、表わされているのではないでしょうか。

     それほど、この「マグニフィカト」は素晴らしい賛歌なのです。だからこそ、エンカレムにあります「マリア訪問教会」の壁には、五十カ国以上の「マグニフィカト」の訳が、掲げられています。もちろん日本語もあります。確か用いられた訳は、口語訳かと思いましたが。

     神様は、神様のみ言葉である聖書をおそれる者には、哀れみと恵みを与えて下さるのです。おそれるとは、聖書のみ言葉を敬い、慕い求め、また実行することでもあります。》

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