• 日々のみ言葉 2016年10月7日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年10月7日(金)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書2章21節】
    2:21 八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子はイエスという名で呼ばれることになった。胎内に宿る前に御使いがつけた名である。

    ◎ショートメッセージ
    《ルカは、ここで不思議なことを書き記しています。
     すなわち、イエス様が生まれてから、すでに8日目が過ぎたと言うことです。しかも場所はエルサレムにおいてなのです。
     マタイは、ヨセフとマリヤとおさなごイエス様の誕生したすぐ後のことについて、こう書き記しています。
     それによれば、東方から三人の博士たちがやって来て、ヘロデ王と謁見し、そしてベツレヘムにやって来るのです。

     マタイによれば、

    『そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、彼らから星の出現の時間を突き止めた。そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」
     彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
     そしてその家にはいって、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。
     それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。
     彼らが帰って行ったとき、見よ、主の使いが夢でヨセフに現われて言った。「立って、幼子とその母を連れ、エジプトへ逃げなさい。そして、私が知らせるまで、そこにいなさい。ヘロデがこの幼子を捜し出して殺そうとしています。」
     そこで、ヨセフは立って、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトに立ちのき、ヘロデが死ぬまでそこにいた。これは、主が預言者を通して、「わたしはエジプトから、わたしの子を呼び出した。」と言われた事が成就するためであった。(マタイの福音書2:7~2:15)』と、書かれているのです。

     多くの学者は、羊飼いの訪問と三人の博士の訪問が、ほぼ同じだと考えています。またキリストをモデルとした映画作品の多くは、やはり同じ解釈であり、羊飼いがやって来たすぐ後に、ラクダあるいは馬に乗った、まるで王のような身分の高い装いをした博士たちがやって来て、家畜小屋で三つの捧げ物をすると言うわけです。
     そしてその夜にすぐヨセフは立って、妻マリヤとおさなごイエス様を連れて、エジプトに向かうことになるのです。

     しかしルカは、イエス様が生まれてから八日目には、エルサレムにいたことを書き記しています。
     またマタイは、三人の博士たちが訪問した時には、ヨセフとマリヤとおさなごイエス様は、「家」にいたことを書き記しています。この時には、家畜小屋ではないのです。

     ここから考えられることは、ヨセフとマリヤとおさなごイエス様は、羊飼いが来た次の日には、宿あるいは親切な人が家を提供してくださり、そこに八日間は留まっていたと言うことです。マリヤのきよめの期間であったからです。
     そしてイエス様に割礼を授けるために、エルサレムに行き、そこで割礼を施してから、またベツレヘムの家に戻って来たと言うことです。ベツレヘムとエルサレムは、8キロしか離れてはいませんから、十分、往復が可能な距離です。

     そしてその夜に、東方から三人の博士たちがやって来て礼拝し、その夜に神様が夢でヨセフに教えることとなるのです。すなわち「エジプトに行くように」と。》

Comments are closed.