• 日々のみ言葉 2016年10月20日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年10月20日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書2章42節~43節】
    2:42 イエスが十二歳になられたときも、両親は祭りの慣習に従って都へ上り、
    2:43 祭りの期間を過ごしてから、帰路についたが、少年イエスはエルサレムにとどまっておられた。両親はそれに気づかなかった。

    ◎ショートメッセージ
    《幼子であられたイエス様は成長され、強くなり、知恵に満ちて行きました。また神様の恵みがその上にあった、とルカは書き記しています。。
     さて、イエス様の両親は、過越の祭りには毎年エルサレムに行きました。昨日の「日々のみ言葉」にも書き記しましたが、これは普通ではないことなのです。

     主の母マリヤは、イエス様を産んだ後、おそらく立て続けに、四人の弟たちと二人以上の妹たちを産んだと思われます。順番は確定することが出来ませんが。

     私たちは、イエス様の弟の名前を知っています。
     マタイによれば、
    『「この人は大工の息子ではありませんか。彼の母親はマリヤで、彼の兄弟は、ヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではありませんか。」(マタイの福音書13:55)』となっており、

     マルコによれば、
    『「この人は大工ではありませんか。マリヤの子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではありませんか。その妹たちも、私たちとここに住んでいるではありませんか。」こうして彼らはイエスにつまずいた。(マルコの福音書6:3)』と書かれてあるからです。

     次男は、ヤコブの手紙を書いた、初代エルサレム教会の牧師であったことも、また三男か四男かは、両方の福音書では順番が違っていて確定出来ませんが、ユダも、ユダの手紙を書いた人物であることに、ほぼ間違いないでしょう。

     イエス様が十二歳になられた時に、弟と妹たちが、全部そろっていたかどうかは、分りかねますが、父ヨセフと母マリヤが、幼い子たちをナザレに残して、長子であるイエス様だけを連れて、エルサレムの「過越の祭」に上るようなことをするでしょうか。それは常識から言いましても考えられないことです。

     子だくさんであったヨセフとマリヤが、その子供たちを連れてエルサレムに上るには、エルサレム市内に、宿泊する場所が、完璧に備えられていることが絶対条件だと思うのです。

     何度も言いますが、貧乏な家庭では、毎年エルサレムの「過越の祭」に、上ることは無理なことなのです。

     しかも「祭りの期間を過ごしてから、帰路についた」と言うことは、七日間の祭りに最初から最後まで、エルサレム市内に留まっていたことが分かります。

     さて、主の母マリヤとその夫ヨセフと子供たち、それに共にガリラヤからエルサレムに上って来た親戚の者たちと、ナザレへの家路に向かっている時でした。
     その時にはまだ、主の両親は、イエス様がいないことに気づかなかったのです。何と主イエス様は、その時にはまだ、エルサレムの宮に留まられておられたのです。》

Comments are closed.