• 日々のみ言葉 2016年11月14日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年11月14日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書4章9節~12節】
    4:9 また、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の頂に立たせて、こう言った。「あなたが神の子なら、ここから飛び降りなさい。
    4:10『神は、御使いたちに命じてあなたを守らせる。』とも、
    4:11『あなたの足が石に打ち当たることのないように、彼らの手で、あなたをささえさせる。』とも書いてあるからです。」
    4:12 するとイエスは答えて言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない。』と言われている。」

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様は四十日四十夜に渡って、悪魔の「試み」と言うよりも、「誘惑」を受けられました。そしてその期間が終わり、イエス様は空腹を覚えられると、悪魔は最後の三つの大きな誘惑を仕掛けて来たのです。今日は、最後の誘惑について考えて見ましょう。

     昨日の学びにおいて、マタイの福音書とルカの福音書では、二つ目と三つ目の誘惑の順序が、逆になっていることが分かりました。
     そこには、あえてルカが順番を変えた目的があるとの事でした。一つ目の誘惑は、肉体への誘惑であり、そして二つ目の誘惑は、魂への誘惑であり、三つ目の誘惑は、霊への誘惑であったようです。しかしどの誘惑も、イエス様を十字架から遠ざけるものであり、十字架無しのメシヤと言うことになってしまいます。

     一つ目の誘惑への答えではありませんが、イエス様は「五千人の給食」と「四千人の給食」と言う大きな奇蹟を成されます。その事を通して、ご自身が神の御子であることを、証しされるのです。

     二つ目の誘惑は、まさに子どもだましみたいなものでした。イエス様は、十字架の後、よみがえられて栄光の位に着かれると、すべての権威が与えられることになっていました。

     そして三つ目の誘惑も、悪魔がイエス様にリアルな幻を見せて、神殿の一番高い所から飛び降りて、そして御使いを従えれば、エルサレムにいるユダヤ人たちは、イエス様を「メシヤ」として認めるに違いない、と言うもので、これまた「十字架の贖いの死」を、無くしての方法であったと言うものなのです。

     もちろん、もしイエス様が本当に、神殿の一番高い所から飛び降りて、御使いたちに支えられ、まるでパラシュートのように降りて来たとしたら、確かに多くのユダヤ人や祭司長たちは、非常に驚愕したに違いないでしょう。

     しかし、それだからと言って、信じることにはならないのです。信じることは、簡単ではありません。例えどんなに目を見張るような奇蹟が起きたとしても、信じるには聖霊様の力が絶対に必要なのです。

     聖霊様の力がなければ、ご臨在なくしては、イエス様を「救い主」として、心から信じ、口で告白し、クリスチャンになることは出来ません。

     イエス様は言われました。「あなたの神である主を試みてはならない」と。

     これは申命記6章からの引用なのです。
    『あなたがたがマサで試みたように、あなたがたの神、主を試みてはならない。(申命記6:16)』

     悪魔は、み言葉を用いてイエス様を攻撃して来ました。と言うことは、悪魔も聖書を良く知っていると言うことなのです。》

Comments are closed.