◇◆◇日々のみ言葉
2016年11月29日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書4章31節~32節】
4:31 それからイエスは、ガリラヤの町カペナウムに下られた。そして、安息日ごとに、人々を教えられた。
4:32 人々は、その教えに驚いた。その言葉に権威があったからである。
◎ショートメッセージ
《今日は引き続き昨日と同じ箇所からの学びとなります。
故郷ナザレを後にした主イエス様は、ガリラヤの町カペナウムに下りました。当時エルサレムに行くことは「都上り」と言われていましたから、ナザレからカペナウムへは、エルサレムよりさらに離れる為に、下ったと言う表現が使われたのです。
今でも同じですね。東京駅に向かう列車は「上り」であり、そして東京駅から出発する列車は「下り」と言っていますから。
そして、安息日ごとに、カペナウムの人々を教えました。故郷ナザレとは違い、カペナウムの人々は、イエス様を歓迎し、受け入れたのです。
それには、イエス様の弟子たちに、大きな功績があったと私は思うのです。まずシモン・ペテロと弟アンデレ。彼らは、もしかしたらガリラヤ湖№1の漁師であったかも知れません。
たとえそうでなくても、妻の母の面倒を見るという、親孝行なペテロの評判はとても高かったのではないでしょうか。
そして一番確かな事があります。それはゼベタイです。ゼベタイはガリラヤ湖の網元であったと考えられています。そしてエルサレム市内に自分の別荘を持ち、何と当時のユダヤ最大の権力者であった、大祭司と知り合いでした。
その息子たちであるヤコブとヨハネ。そしてシモンとアンデレが、心から自分たちのラビと敬い従う姿に、カペナウムの人々は、イエス様を信頼し、そして信じたのではないでしょうか。
もちろんそれだけではありません。彼ら自身が、安息日にユダヤ人の会堂に来て、直接イエス様の教えを聞き、その教えに驚嘆したのです。その言葉に権威があったからです。
ペテロとその弟アンデレ、ヤコブとヨハネが、同郷カペナウムの人々にイエス様のことを証して回ったはずです。物見遊山にやって来た人々は、イエス様の語られた言葉に、他のラビにはない権威を感じ取り、弟子たちの言ったことが真実であることを体感したのです。
そして、間違いなくその権威を認めざるを得ないようなことが、カペナウムの会堂にて起こったのです。悪霊が姿を現わしたのです。それが明日の学びとなります。》