◇◆◇日々のみ言葉
2017年1月19日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書6章25節】
6:25「いま食べ飽きているあなたがたは、哀れな者です。やがて、飢えるようになるからです。いま笑っているあなたがたは、哀れな者です。やがて悲しみ泣くようになるからです。」
◎ショートメッセージ
《「平地の説教」について、引き続き学んで行きます。
イエス様は平地の説教で、四つの幸いの後、四つの災いについて言われました。今日は、二つ目の災いについて考えて見ましょう。
「いま食べ飽きているあなたがたは、哀れな者です。やがて、飢えるようになるからです。」
この言葉も文字通り、毎日朝昼晩と、三食が何不自由なく与えられ、しかも美味しいご馳走を食べることが出来る人々に、向けられていることは確かです。こんなことが出来るのは、多くの富と財産を持っている人々であることは言うまでもありません。
ルカは、イエス様が言われた、ある金持ちの話を掲載しています。この話は「たとえ話」ではなく、実際に起こったことをイエス様が言われたと伝えられています。しかもこの金持ちの名前は、「ダイブス」とも伝えられているのです。
『「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。
ところが、その門前にラザロという全身おできの貧乏人が寝ていて、金持ちの食卓から落ちる物で腹を満たしたいと思っていた。犬もやって来ては、彼のおできをなめていた。
さて、この貧乏人は死んで、御使いたちによってアブラハムのふところに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた。
その金持ちは、ハデスで苦しみながら目を上げると、アブラハムが、はるかかなたに見えた。しかも、そのふところにラザロが見えた。
彼は叫んで言った。『父アブラハムさま。私をあわれんでください。ラザロが指先を水に浸して私の舌を冷やすように、ラザロをよこしてください。私はこの炎の中で、苦しくてたまりません。』
アブラハムは言った。『子よ。思い出してみなさい。おまえは生きている間、良い物を受け、ラザロは生きている間、悪い物を受けていました。しかし、今ここで彼は慰められ、おまえは苦しみもだえているのです。』」(ルカの福音書16:19~16:25)』
この話が真実であるとしたら、まさしくイエス様が、
「いま食べ飽きているあなたがたは、哀れな者です。やがて、飢えるようになるからです。」と、言われた通りです。
何度も申し上げますが、彼らの拠り所が問題なのです。もしダイブスが神様に仕え、ラザロに対して良い行ないを施していたとしたら、彼は間違いなくアブラハムの側にいたことでしょう。おそらくラザロと共に抱かれていたはずです。
イエス様は、このようにも言われました。
『だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。(マタイの福音書6:24)』》