◇◆◇日々のみ言葉
2017年1月26日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書6章31節】
6:31 「自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい。」
◎ショートメッセージ
《主イエス様が言われたことは、まさに真理です。
マタイの福音書によりますと、
『「それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。」(マタイの福音書 7:12)』とイエス様の言われたことが、書かれています。
ここで言われている「律法であり預言者」とは、旧約聖書の別な呼び方であり、イエス様は聖書全体のテーマを語っておられます。その根本は「愛」です。
また、イエス様はこのように言われました。1
『さばいてはいけません。さばかれないためです。あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです。(マタイの福音書 7:1~7:2)』と。
もし私たちが、ある人を大切に扱えば、その人は、私たちを同じように大切にしてくれると言うことです。
また、もし私たちが、ある人を裁き、粗末に扱えば、その人も同じように私たちを裁き、粗末に扱うと言うことなのです。
良く「ギブ・アンド・テイク」と言われていますが、この言葉には、与えれば返ってくると言う期待が込められています。
例えば、こちらから何かプレゼントをした場合、相手からもお返しが来ることを期待すると言うわけです。もしお返しが来なかったりでもしたら、「何と礼儀に反する者だ。」、と裁くことになります。これが人間です。
しかしイエス様の言われたことは、それとは少し違うのです。つまり見返りを求めず与えなさい、と言うことです。
イエス様ご自身、十字架において、すべてを与えて下さったのです。ここに神様の愛が表わされています。
神様は私たちを愛しておられます。もし私たちが、「自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい。」と言われたお言葉に従い、実行したとしたら、そのようになるのです。
もし人が、何もしてくれなくても、父なる神様がして下さいます。その行なったことに対して、父なる神様が、報いを与えて下さるのです。なぜなら御子イエス様の言葉に従うことは、父なる神様を敬い、大切にすることになるからです。
どれほど父なる神様が喜ばれるでしょうか。それほどに御子イエス様を愛しておられるのです。その一人子を十字架にかけられました。私たちの為に。
与えましょう。そうすれば与えらえるのです。与えることが先決ですが、まず父なる神様から、溢れんばかりのたくさんの愛をいただいて、そして与えれば、もっと与えることが、苦ではなく喜びに変えられることになるのです。》