• 日々のみ言葉 2017年2月4日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年2月4日(土)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書6章41節】
    6:41「あなたは、兄弟の目にあるちりが見えながら、どうして自分の目にある梁には気がつかないのですか。」

    ◎ショートメッセージ
    《この教えは、マタイの福音書における「山上の垂訓」にも書き記されています。

     マタイによりますと、

    『「さばいてはいけません。さばかれないためです。あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです。
     また、なぜあなたは、兄弟の目の中のちりに目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。
     兄弟に向かって、『あなたの目のちりを取らせて下さい。』などとどうして言うのですか。見なさい、自分の目には梁があるではありませんか。偽善者たち。まず自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、ちりを取り除くことができます。(マタイの福音書7:1~7:5)』となっています。

     ほとんどルカと同じ内容ですが、ルカはマルコとマタイの福音書を基に書いていますので、当然かと思われます。ルカの教えは「平地の説教」と言われていますが、おそらくイエス様は、何度も何度も同じ教えをなさられたことと思います。

     なぜなら、イエス様の教えを聞きに集まって来る人々は、地方や地域によって様々ですし、ユダヤ人はもちろん、異邦人でさえ、イエス様のうわさを聞きつけてやって来たからです。
     群衆は群衆ですが、その構成する人々は、いつも異なっているのが当たり前です。また、弟子訓練も兼ねていましたから、愛する弟子たちに、これまた何度も何度も、繰り返し繰り返して、その心に染み込ませたのです。

     イエス様が言われた「兄弟」とは、主にある兄弟・姉妹を指しています。親しい間柄と言った所でしょうか。

     私たち人間は、これまた教えられていないのにも関わらず、すぐに人の欠点を探し出す名人なのです。そしてその欠点を捕らえては、裁くことが得意です。たいがい、こちらが上の立場であり、相手が下に見えていると言うわけです。

     イエス様は、言われます。
    「あなたは、兄弟の目にあるちりが見えながら、どうして自分の目にある梁には気がつかないのですか。」

     自分のことを棚にあげて、人のことをとやかく言うことが、好きなのが私たち人間です。このことも、もちろん原罪からやって来ます。

     相手の目には塵ですが、こちらの目には、家の屋根を支える梁が突き刺さっている、と言うのです。

     私たちは、気をつけなければ、どうしても相手の悪い所や欠点に目が行ってしまう者なのです。その欠点が一点だとしたら、残りの九十九点は良い所があるはずです。

     もっと人の良い所を見つけて行くことを、常に心がけて行きたいものです。》

Comments are closed.