• 日々のみ言葉 2017年2月14日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年2月14日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書7章6節~8節】
    7:6 イエスは、彼らと一緒に行かれた。そして、百人隊長の家からあまり遠くない所に来られたとき、百人隊長は友人たちを使いに出して、イエスに伝えた。「主よ。わざわざおいでくださいませんように。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。
    7:7 ですから、私のほうから伺うことさえ失礼と存じました。ただ、お言葉をいただかせてください。そうすれば、私のしもべは必ずいやされます。
    7:8 と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに『行け。』と言えば行きますし、別の者に『来い。』と言えば来ます。また、しもべに『これをせよ。』と言えば、そのとおりにいたします。」

    ◎ショートメッセージ
    《マタイの福音書による平行記事によりますと、

    『イエスがカペナウムにはいられると、ひとりの百人隊長がみもとに来て、懇願して、言った。「主よ。私のしもべが中風やみで、家に寝ていて、ひどく苦しんでおります。」
     イエスは彼に言われた。「行って、直してあげよう。」
     しかし、百人隊長は答えて言った。「主よ。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ただ、お言葉をいただかせてください。そうすれば、私のしもべは直りますから。と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私自身の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに『行け。』と言えば行きますし、別の者に『来い。』と言えば来ます。また、しもべに『これをせよ。』と言えば、そのとおりにいたします。」(マタイの福音書8:5~8:9)』となっています。

     ルカの福音書では、イエス様がユダヤ人の長老と共に、百人隊長の家に向かうのです。すると、百人隊長は使いを出して、「ただお言葉をいただかせて下さい。」と、伝えるのです。

     しかしマタイの福音書では、百人隊長が直接イエス様に会いに来ていますので、「行って直してあげよう。」と、主イエス様が腰を上げると、百人隊長は、「ただ、お言葉をいただかせて下さい。」と言うのです。

     使いの友人たちに言付けた言葉も、また直接イエス様に答えた言葉も、ほとんど同じ内容です。最初の言葉だけが少し異なっているだけです。と言うことは、この出来事が一つの出来事であることは間違いのないことです。

    「主よ。わざわざおいでくださいませんように。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ですから、私のほうから伺うことさえ失礼と存じました。ただ、お言葉をいただかせてください。そうすれば、私のしもべは必ずいやされます。と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに『行け。』と言えば行きますし、別の者に『来い。』と言えば来ます。また、しもべに『これをせよ。』と言えば、そのとおりにいたします。」

     この百人隊長の言葉に、主イエス様は、最大の賛辞を贈ることになります。この言葉から、百人隊長が主イエス様の顔を知っていることは、明白です。主イエス様の方は、今まで直接話されたどうかは分かりかねますが。

     ユダヤ人に取っては異邦人であり、また敵国にあたるローマ軍の百人隊長が、まことに主イエス様を信じ、信頼していたことは、何と言う皮肉な事ではないでしょうか。》

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