• 日々のみ言葉 2017年2月16日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年2月16日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書7章9節】
    7:9 これを聞いて、イエスは驚かれ、ついて来ていた群衆のほうに向いて言われた。「あなたがたに言いますが、このような立派な信仰は、イスラエルの中にも見たことがありません。」

    ◎ショートメッセージ
    《マタイの福音書による平行記事によりますと、

    『イエスは、これを聞いて驚かれ、ついて来た人たちにこう言われた。
    「まことに、あなたがたに告げます。私はイスラエルのうちの誰にも、このような信仰を見たことがありません。あなたがたに言いますが、たくさんの人が東からも西からも来て、天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブと一緒に食卓に着きます。しかし、御国の子らは外の暗やみに放り出され、そこで泣いて歯ぎしりするのです。」(マタイの福音書8:10~8:12)』となっています。

     イエス様は、「ついて来た人」すなわち十二使徒たち、内弟子たちに言われのです。
    「あなたがたに言いますが、このような立派な信仰は、イスラエルの中にも見たことがありません。」

     イスラエル人、すなわちユダヤ人は選びの民なのです。そのイスラエルの中には、この百人隊長に勝る信仰を見たことがないと言われるのです。

     マタイの福音書によれば、
    「まことに、あなたがたに告げます。私はイスラエルのうちのだれにも、このような信仰を見たことがありません。」となっています。
     こちらの方が、強い口調です。
    「誰」も、この百人隊長に勝る信仰を持ってはいない、と言われたのです。

     と言うことは、十二使徒の中にも、六十人以上いたであろう内弟子たちの中にも、これほどの信仰を持っている者はいない、と言われているのです。

     そればかりではありません。
    マタイは、その次に、主イエス様が、選民であるユダヤ人に対して、語られた言葉を掲載しています。

    『「あなたがたに言いますが、たくさんの人が東からも西からも来て、天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブと一緒に食卓に着きます。しかし、御国の子らは外の暗やみに放り出され、そこで泣いて歯ぎしりするのです。」』

     ここでイエス様が言われた、東から西からやって来る「たくさんの人」とは、ユダヤ人ではなく、異邦人を表わしています。なぜなら次にこう続くからです。

    「天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブと一緒に食卓に着きます。しかし、御国の子らは外の暗やみに放り出され、そこで泣いて歯ぎしりするのです。」

     この言葉に、パリサイ人や律法学者たちは、まさに激怒したと思うのです。「異邦人」は、アブラハム・イサク・ヤコブと食事をするのに、選民であるユダヤ人は外に放り出されて、暗闇の中で歯ぎしりする、と言われたからです。

     彼らは、ユダヤ人であり、神様に選ばれた民族であり、律法を守ってさえすれば、天の御国に行き、父アブラハムとイサクとヤコブと共に、食卓につけると思っていたのですから。

     そうではないのです。天の御国に行くには、主イエス様を信じなければならないのです。信頼し、従って行かなければならないのです。信仰が第一なのです。信仰を持っていなくして、どうして御国に行けることが出来るのでしょうか。

     百人隊長の信仰は本物だったからこそ、主イエス様は彼の信仰を絶賛されたのです。》

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