• 日々のみ言葉 2017年2月21日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年2月21日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書7章14節】
    7:14 そして近寄って棺に手をかけられると、かついでいた人たちが立ち止まったので、「青年よ。あなたに言う、起きなさい。」と言われた。

    ◎ショートメッセージ
    《『イエスが町の門に近づかれると、やもめとなった母親のひとり息子が、死んでかつぎ出されたところであった。町の人たちが大ぜいその母親につき添っていた。主はその母親を見てかわいそうに思い、「泣かなくてもよい。」と言われた。(ルカの福音書7:12~7:13)』

     夫をなくし、やもめとなり、今度は彼女に残されたたった一つの生きる望みであったひとり息子が息を引き取り、今墓場へと運ばれて行く時でした。

     彼女が何時やもめとなったのかは聖書に書かれてはいません。またこの青年が、病気なのか、それとも事故なのか、どのようにして命を落としたのかも書かれてはいません。
     しかしこれだけははっきりと言えます。それはユダヤ人は、決して自分で自分の命を落とすことはないと言うことです。なぜならそれは律法に反するからです。

     またこのことは、ユダヤ人に限らず、すべての人々に言えることなのです。誰も「死ぬ」ために生まれては来ません。生きるために、生きている間に多くの喜びを経験するために生まれて来るのです。

     しかしたった一つの例外があるのです。それはイエス様です。イエス様だけが、死ぬために、十字架にかかるために生まれて来られたお方なのです。もちろん全ての人には、必ず死が訪れます。しかしイエス様は、一般的な常識の中にお生まれになられたのではありません。
     すべての人の罪と呪いを背負われ、身代わりとして、罪人として十字架で死んで下さるのです。

     「泣かなくてもよい。」

     イエス様は、青年の棺に近寄って、手をかけられました。
     これは、律法に反する行為です。なぜなら死んだ人に触れることは、その触れた人も汚れてしまうからです。

     イエス様が、棺に手をかけられた時、その行列の一行は止まったのです。

     そしてイエス様は、神様の御子である権威を用いて、言われたのです。

    「青年よ。あなたに言う、起きなさい。」

     死んでいる人なのです。耳が聞こえるわけがありません。しかし私たちは霊的存在なのです。本当の私たち自身とは、「霊」なのです。
     イエス様は、彼の抜け殻ではなく、彼の霊に命じられたのです。
    「青年よ。あなたに言う、起きなさい。」

     この権威あるお言葉を、カペナウムから付き従って来た人々や、ナインの町の人々は聞いたのです。そして、彼らの目は一点だけに向けられたのです。》

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