◇◆◇日々のみ言葉
2017年2月25日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書7章17節】
7:17 イエスについてこの話がユダヤ全土と回りの地方一帯に広まった。
◎ショートメッセージ
《主イエス様は、ナインのやもめのひとり息子を生き返らせました。しかも大ぜいの人々の見ている前において。
聖書には、イエス様は三人の人を生き返らせたことが書かれています。一人目は、この青年です。
そして二人目は、カペナウムの会堂管理人ヤイロの十二才になるひとり娘で、三人目が、十字架に掛けられるすぐ前ですが、ベタニヤのマルタとマリヤ姉妹の弟ラザロです。
この三人の死んでいた状態が、すべて異なっていることも、神様の深い摂理の中にあるのです。
ナインの青年は、おそらく死んでから一日くらい経っていたかと思われます。
またヤイロの娘は、死んで間もない時でありました。この時には、イエス様はヤイロ夫婦(両親)と、シモン・ペテロとゼベタイの子ヤコブとヨハネだけを、その現場に居合わせることを許可されました。よってこの五名の者が、その奇蹟を目撃します。
そしてベタニアのラザロの場合には、死後四日が経過しており、すでに墓の中に置かれていました。姉マルタが言うには、「虫が出ている」つまり「うじがわいている」状態であったのです。この時は、ラザロの復活を大ぜいの人々が目撃することになります。
この三人は確かに生き返りました。ナインの青年やヤイロの娘の場合には、死んだのではなく仮死状態ではなかったのか、と疑う目で見る人もいたと思われます。しかしラザロの場合には、そうではありません。その体はすでに腐っていたのですから。
イエス様が、ナインのやもめのひとり息子を生き返らせたことは、すぐにもユダヤ全土と回りの地方一帯に広まりました。それは大ぜいの人々が、同じ体験をしたからです。彼らは自分の目でそれを目撃しました。
ところで、この三人は、やがてその与えられた生涯を終え、再び死んだことは言うまでもありません。復活と言いましても、生き返っただけなのです。しかしイエス様の復活はそれとは全く異なる復活です。
イエス様は、栄光の体に変えられて復活されました。新しい体を持ってよみがえられたのです。おそらく弟子たちは、ナインの青年やヤイロの娘やラザロと同じように考えていたに違いありません。
しかしイエス様は、もう二度と死ぬことのない体、永遠のいのちの体に変えられてよみがえられたのです。
今、主にあって生かされている私たちには、それこそが大いなる希望であり望みなのです。
さて、当時の口コミの早さに、何か凄いものを感じないでしょうか。まるでインターネット並みの早さです。なぜなら、アッと言う間にイエス様の評判は、遠くまで広まったからです。》