◇◆◇日々のみ言葉
2017年2月26日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書7章18節】
7:18 さて、ヨハネの弟子たちは、これらのことをすべてヨハネに報告した。
◎ショートメッセージ
《何と、ナインの町で起こった出来事をバプテスマのヨハネの弟子たちが見ていたと言うのです。
この時には、まだヨハネはヘロデ・アンティパスに投獄されていなかったようです。と言うことは、この時にもまだヨハネとヨハネの弟子たちは人々に悔い改めのバプテスマを授けていたと言うことになります。
ヨハネの福音書によりますと、
『ヨルダンの向こう岸のベタニヤであって、ヨハネはそこでバプテスマを授けていた。
その翌日、ヨハネは自分のほうにイエスが来られるのを見て言った。
「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。私が『私のあとから来る人がある。その方は私にまさる方である。私より先におられたからだ。』と言ったのは、この方のことです。私もこの方を知りませんでした。しかし、この方がイスラエルに明らかにされるために、私は来て、水でバプテスマを授けているのです。」
またヨハネは証言して言った。
「御霊が鳩のように天から下って、この方の上にとどまられるのを私は見ました。私もこの方を知りませんでした。しかし、水でバプテスマを授けさせるために私を遣わされた方が、私に言われました。『聖霊がある方の上に下って、その上にとどまられるのがあなたに見えたなら、その方こそ、聖霊によってバプテスマを授ける方である。』私はそれを見たのです。それで、この方が神の子であると証言しているのです。」
その翌日、またヨハネは、ふたりの弟子とともに立っていたが、イエスが歩いて行かれるのを見て、「見よ、神の小羊。」と言った。ふたりの弟子は、彼がそう言うのを聞いて、イエスについて行った。
イエスは振り向いて、彼らがついて来るのを見て、言われた。「あなたがたは何を求めているのですか。」彼らは言った。「先生。今どこにお泊まりですか。」
イエスは彼らに言われた。「来なさい。そうすればわかります。」そこで、彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を知った。そして、その日彼らはイエスと一緒にいた。時は十時ごろであった。
ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。(ヨハネの福音書1:28~1:40)』
と、三つの共観福音書には書かれていない事実が書かれています。
今はイエス様の弟子であるアンデレと、もうひとりの弟子、ゼベタイの子ヨハネは、かつてバプテスマのヨハネの弟子であったのです。
よってこの二人はヨハネの弟子たちとも顔見知りであった可能性は非常に高いと思われます。
さてイエス様のミニストリーと、ヨハネの悔い改めのバプテスマのミニストリーが、イエス様の公生涯の初めの頃には、重なっていたことが分ります。
ヨハネの福音書には、バプテスマのヨハネが、自分の弟子たちにこのように言ったことが書き記されています。
「あの方は盛んになり私は衰えなければなりません。」
その言葉通りに、彼はやがて捕らえられ、ヘロデ・アンティパスの手によって死んで行くことになるのです。》